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FXの「Bid」と「Ask」とは【５分で学べるレートの正しい見方】

FXのレートを確認すると、「Bid」と「Ask」という2つの数字が表示されていますよね。

初心者の人ですとこの2つの違いが分からないという人もいるようです。

そこでこの記事では、FXの「Bidと「Ask」とはどのような意味があるのかを解説していきます。

また、レートにはBidとAskの他に「スプレッド」も表示されているため、この点についてもお伝えしています。

5分もあればレートの正しい見方が分かるため、ぜひ参考にしてください。

目次

FXの「Bid」と「Ask」と売りと買いのこと

FXの「Bid」と「Ask」とは、売りと買いのことを指します。

BidとAskの違い
  • Bid＝売り
  • Ask＝買い

Bidは売りですので、現在この価格で売ることができるということを意味します。

例えば、Bid が101.5円であれば、売りを選択すると101.5円で決済されます。

それに対してAskは買いとなるため、現在この価格で買えるという意味です。

仮にAskが101.5円であれば、買いを選択すると101.5円で決済されます。

このように、BidとAskは売りと買いのことを指すのです。

Bid＆Askはロングとショートとも呼ばれる

BidとAskはロングとショートとも呼ばれると覚えておきましょう。

ロングとショートの違い
  • ロング＝買い
  • ショート＝売り

ロングは買いとなり、ショートは売りです。

FXの書籍やブログなどではBidとAskと言うよりも、ロングとショートとも呼ばれることが多いです。

このため、ロングなら買い、ショートなら売りだと覚えておくと良いです。

BidとAskによってチャートが違う！？

FX会社によっては、チャートの表示をBidとAskから選択できることがあります。

こうした機能を「Bidチャート」と「Askチャート」と呼びます。

BidとAskではレートが異なるため、表示されるチャートも微妙に異なってきます。

上記はボンド円をBidチャートとAskチャートに分けて表示したものですが、赤丸の部分が微妙に異なることが分かるかと思います。

このため、買いを狙うのであればAskチャートを使い、売りを狙うのであればBidチャートを使う必要があるのです。

しかし、実際のところそんなに気にする必要はないです。

BidチャートとAskチャートを切り替えなくて良い理由

BidチャートとAskチャートを切り替えなくて良い理由は、近年のFX会社のスプレッドはとても狭くなっているからです。

例えば、ドル円のスプレッドは0.1～0.3銭という会社が沢山あります。

スプレッドとは

スプレッドとは、BidとAskのレート差になります。 このスプレッドはFXにおいて実質的な取引手数料です。

BidとAskのレートに差が生まれるのはスプレッドが原因です。

しかし、スプレッドが狭ければ、表示されるチャートもほとんど違いがありません。

スプレッドが広い通貨ペアもありますが、そうした通貨ペアはスキャルピングやデイトレードには向かず、スイングトレードやポジショントレード向きです。

スイングトレードやポジショントレードでは、スプレッドの差によるチャートの変化は誤差の範囲ですので、あまり気にする必要はありません。

このため、わざわざBidチャートとAskチャートを切り替えなくても良いのです。

FXのレートを確認するときは「スプレッド」にも注目！

FXのレートはどこの会社でも大体以下のように3つの数字で表示されています。

左右はここまで解説したBidとAskですが、真中の数字は「スプレッド」と呼びます。

先にお伝えしたように、スプレッドとはBidとAskのレート差です。

スプレッドは実質的な取引手数料となり、仮にスプレッドが0.3銭なら、－0.3銭から取引がスタートします。

このため、スキャルピングやデイトレードではスプレッドが非常に重要な要素となります。

スプレッドが狭いほど有利な状況で取引をスタートできるため、できる限りスプレッドが狭いFX会社や通貨ペアを選ぶほうが望ましいのです。

スプレッドはFX会社によって違う

スプレッドはFX会社によって違うため、口座を開設する際はきちんと確認しておく必要があります。

例えば、ドル円であれば以下のような違いがあります。

FX会社名スプレッド
SBIFXトレード0.09銭
FXTF0.1銭
外為どっとコム0.2銭
ヒロセ通商（LION FX）0.2銭
DMM FX0.2銭

※2021年12月19日時点

ドル円のスプレッドはどこも狭く国内業者であれば、およそ0.1～0.3銭というケースが多いです。

このため、海外の業者でもない限り、そこまで大きな差はありません。

スプレッドは通貨ペアによっても違う

スプレッドは通貨ペアによっても違うと知っておきましょう。

例えば、「FXTF」であれば以下のようになっています。

通貨ペアスプレッド
USD/JPY0.1銭
EUR/USD0.2銭
GBP/JPY0.6銭
USD/JPY1.5銭
TRY/JPY15.0銭

※2021年12月19日時点

一般的にUSD/JPY（ドル円）のような取引量の多い通貨ペアほど、スプレッドは狭いです。

FXTFなら0.1銭と極狭です。

逆にTRY/JPY（トルコリラ円）のような取引量が少ない通貨ペアほど、スプレッドは広くなります。FXTFは15.0銭とかなり広いです。

このようにスプレッドは通貨ペアによっても違いがあります。

通貨ペアによってスプレッドが広く、スキャルピングやデイトレードに適さないことがあるため、気をつけておくべきです。

まとめ

FXにおいてBidとAskとは売りと買いを意味します。

Bidが売りとなり、Askが買いです。

FX会社の中にはBidとAskでチャートを切り替えられるケースがありますが、近年はスプレッドが狭く、表示されるチャートにほとんど差がないです。

そのため、BidチャートとAskチャートをわざわざ切り替えなくても良いかと思います。

なお、レートにはスプレッドも表示されているのでそれが何を意味するのかも理解し、きちんと確認しておくようにしてください。

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