「FXをしているけどRCIに興味がある。使い方を教えてほしい!」
この記事は、上記のような「RCIの使い方」について知りたい人のために書いています。
当記事ひとつで、「RCIがどのようなインジケーターなのか」や、手法、設定値、弱点の回避方法まで網羅。
読み終えたあとには、RCIをトレードに実戦投入する準備が整います!
目次
RCIとはどんなインジケーターなのか?
RCIとは、一定期間の時間と価格の順位をつけて両者にどれだけ相関関係があるかを注目し、そこから現在のレートが割安か割高かを判断する指標です。
RCIの数値は-100~+100の間を推移し、
- -100に近づくほど割安となり売れすぎ
- +100近づくほど割高となり買われすぎ
と判断します。
例えば、設定値が「9日」であれば、
- 9日上昇すればパラメータは+100%
- 9日下降すればパラメータは-100%
となるのです。
RCIはオシレーター系のインジケーターではあるものの、トレンド系の特性も持っています。
そのため、似た指標のRSIとは異なり、レンジ相場だけでなくトレンド相場でも使いやすいです。
FXでのRCIの使い方はこの3つ!
RCIは相場の過熱感を判断するインジケーターであるため、いわゆる「買われすぎ」と「売られすぎ」を確認するのが基本です。
その点を踏まえて基本的な使い方を3つ紹介します。
相場の方向性を判断する方法
RCIの0%ラインで相場の方向性を判断することができます。
具体的には以下のようにします。
- RCIが0%ラインを上抜ける:買い目線
- RCIが0%ラインを下抜ける:売り目線
ただし、この方法は1分足や5分足などの短い時間足ではダマシが多くて使えません。
4時間足や日足などの長い時間足で使用するようにしてください。
4時間足や日足などの長い時間足で使用し、大きな流れを把握するのに使って、短い時間足でのエントリーの方向性を決める参考にするのがおすすめの使いかたです。
買いのエントリーシグナル
RCIの買いのエントリーシグナルは次の2つです。
- 底値圏に達してから数値が上昇し始めたとき
- 底値圏でゴールデンクロスしたとき
RCIの底値圏(-100%に近いところ)に達してから、RCIの数値が上昇し始めてから買うというのは基本的な手法です。
底値圏に達してからすぐ買っても良いのですが、それだとそのまま下降することもあるため、RCIの数値が上昇し始めてから買うほうが安全です。
底値圏でゴールデンクロスしたときに買うのも基本的な手法。
ゴールデンクロスは異なる設定値のRCIを2本表示し、その2本がクロスしたらエントリーするという手法です。
一般的には「9」と「26」の組み合わせが使用されることが多いよう。
そして、「9」が下から「26」を上抜けばゴールデンクロスです。
ゴールデンクロスでエントリーするときはできる限り底値圏での発生を狙うことです。
底値圏で発生するゴールデンクロスほど信頼性が高くなるため、勝ちやすくなります。
売りのエントリーシグナル
RCIの売りのエントリーシグナルは次の2つです。
- 天井圏に達してから下落し始めとき
- 天井圏に達してからデッドクロスしたとき
RCIの数値が天井圏(+100付近)に達し、そこから下落し始めたら「売り」のサインです。
天井圏に達してからデッドクロスしたときも「売り」のチャンス。
デッドクロスは設定値の短い線が長い線を上から下に抜けば完成です。
どちらの手法もなるべく天井圏の上のほうで行いたいです。
天井圏の上に行くほどレートが下がってくる可能性が上がるため、売りが成功する確率が上がります。
RCIの設定値について
RCIは一般的に「9」が使用されます。
実際、多くのチャートソフトのデフォルトの設定値は「9」になっていることがほとんどです。
そのため、大勢のトレーダーが「9」の設定値でトレードしていると予想可能です。
多くのトレーダーが「9」の設定値を使うということは、その設定値のサインに合わせて売買するということになります。
よって、こちらも同じ「9」の設定値にしておけばRCIが機能しやすくなるのです。
RCIに限らずインジケーターは、多くの人が同じものを見て同じ行動をするから機能するという側面が強いです。
そのため、設定値はよく使用されるものを選ぶのがおすすめです。
とくに初心者は設定値よりもインジケーターが相場に対してどう反応するかなどを研究したほうが良いため、設定値はデフォルトのままで構いません。
RCIを使うときはココに注意!
RCIは強いトレンド相場が苦手だと知っておきましょう。
相場が強いトレンド状態のときは以下のように、RCIは+100%または-100%に近い位置で横ばいになってしまいます。
この点を知らずに、+100%や-100%に達したからと売買を仕掛けてしまうと何度も負ける原因になります。
なぜなら、上記の状態は強いトレンドが継続しており、相場が上昇し続けたり、下降し続けたりする状態だからです。
そのため、RCIが+100%や-100%に達しても相場は反転せずにそのまま進み続けることが多いです。
RCIの弱点を回避するにはボリンジャーバンドがおすすめ!
RCIは強いトレンド相場が苦手であるため、その弱点になんとか対策しておきたいです。
そこでおすすめなのが「ボリンジャーバンド」です。
ボリンジャーバンドは、相場の方向性やボラティリティ(レートの変動幅)を確認できるインジケーターになります。
このボリンジャーバンドは以下のように「エクスパンション」という現象を起こします。
エクスパンションはボリンジャーバンドのバンドが「スクイーズ(閉じた状態)」から拡大した現象であり、ボラティリティが拡大したことを示します。
よって、エクスパンションが起きたときはトレンドの発生や継続が予測できる場面でもあるのです。
そのため、RCIとボリンジャーバンドを組み合わせれば、「RCIでは売買サインが出ているけどボリンジャーバンドでエクスパンションしている。だから見送ろう」などと判断が可能なのです。
例えば、以下のチャートを見てください。
上記では、RCIだけ見ると天井圏付近にあり売れそうです。
しかし、ボリンジャーバンドを見るとエクスパンションしており、相場に勢いがあることが分ります。
そのため、売りはもう少し様子を見たほうが良さそうと判断できます。
まとめ
RCIは相場の過熱感を判断するインジケーターです。
- -100に近づくほど割安となり売れすぎ
- +100近づくほど割高となり買われすぎ
上記のように判断し、オシレーター系ではありつつ、トレンド系の特性も持っているのが特徴。
そのため、レンジ相場だけでなくトレンド相場でも使用できます。
使い方としては以下の3つが基本です。
使い方 | 詳細 |
---|---|
相場の方向性の判断 | ・RCIが0%ラインを上抜ける:買い目線 ・RCIが0%ラインを下抜ける:売り目線 |
買いサイン | ・底値圏に達してから数値が上昇し始めたとき ・底値圏でゴールデンクロスしたとき |
売りサイン | ・天井圏に達してから下落し始めとき ・天井圏に達してからデッドクロスしたとき |
RCIは強いトレンド相場が苦手という弱点があるため、ボリンジャーバンドなどの他のインジケーターでカバーするのがおすすめです。
あとは実際のトレードで使用し、RCIの使い心地やクセなどを自ら確かめてみてください。
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