「トレンドラインの使い方がイマイチ分からない」
今日はこのように悩んでいる人へ、トレンドラインの実践的な使い方をお伝えします。
FXで覚えるべきトレンドラインの使い方はたったの4つです。初心者でも簡単に身につけられるため安心してください。
この記事で、トレンドラインの使い方を覚えてトレードに活かせるようになりましょう!
目次
FXでトレンドラインはこう使う!
FXにおいてトレンドラインは以下のように使用します。
- レジスタンスライン(上値抵抗線)にする
- サポートライン(下値支持線)にする
- トレンド転換の判断にする
- ストップロスの目安にする
レジスタンスライン(上値抵抗線)にする
トレンドラインは「レジスタンスライン(上値抵抗線)」にできます。
下降トレンドの場合、以下のようにレートの上昇がトレンドラインで抑えられることがよくあるからです。
そのため、「戻り売り」のエントリーポイントとして使えます。
戻り売りとは、下降トレンド中の一時的な上昇から再び下降するときに「売り」を入れる手法です。
サポートライン(下値支持線)にする
トレンドラインは「サポートライン(下値支持線)」にもできます。
上昇トレンド時には、次のようにレートの上昇がトレンドラインで抑えられることがよくあるからです。
よって、押し目買いのエントリーポイントとして使用できます。
押し目買いとは、上昇トレンド中の一時的な下降から再び上昇するときに「買い」を入れる手法です。
トレンド転換の判断にする
トレンドラインはトレンド転換の判断にも使えます。
レートがトレンドラインを「ブレイク(割るor超える)」すると、それまでと相場の流れが大きく変わり、逆方向に動くことがあるからです。
以下は下降トレンドが転換するパターンとなりますが、レートがトレンドラインを超えてしまったあと、相場の流れが変わっているのが分かるかと思います。
そのため、レートがトレンドラインを割ったときは逆張りをする目安にすることができます。
ストップロスの目安にする
トレンドラインは「ストップロス(損切り)」の目安によく使用されます。
レートがトレンドラインをブレイクするとトレンド転換と見なされるため、相場が大きく動きやすいです。
そのため、以下のようにストップロスを入れる人が多くいます。
- 買いの場合:トレンドラインの下
- 売りの場合:トレンドラインの上
トレンドラインの正しい引き方
トレンドラインが正しく引けてないと機能しないため、正しい引き方を覚えておきましょう。
まず、トレンドラインを引くのは次のようなトレンド相場です。
トレンドが発生していないと引けないので注意してください。
そして、トレンドラインの正しい引き方は以下のとおりです。
- 上昇トレンドの場合:ロウソク足の安値と安値を2点以上結ぶ
- 下降トレンドの場合:ロウソク足の高値と高値を2点以上結ぶ
この時、結ぶのはロウソク足のヒゲの先端の部分にしましょう。
理由は、海外のトレーダーはバーチャートやラインチャートなどを使用している人も多いからです。
バーチャートやラインチャートなどはロウソク足のように実体とヒゲが分かれていないため、トレンドラインを引くときは自然とヒゲの先端部分になります。
トレンドラインのようなテクニカル分析は大勢の人が同じものを見るから機能するため、なるべく同じラインを引けるようにしたいのです。
トレンドラインで知っておいたほうがいい3つのこと!
トレンドラインを使うなら次の3つは知っておいたほうがいいです。
- ラインの角度が強いほどトレンドが強い
- 一度ブレイクされても再度機能することがある
- 引き直しが必要になる
この3つ知っておけば、トレンドラインをさらに活用できるようになるため、詳細を確認しておいてください。
ラインの角度が強いほどトレンドが強い
トレンドラインはラインの角度によってトレンドの強さを知ることができます。
ラインの角度が垂直に近いほどトレンドが強く、レートがトレンド方向へ勢いよく進みやすいです。
そのため、ラインの角度が強いときは利益を伸ばしやすいため、ポジションを長めに保有したほうが良いです。
一度ブレイクされても再度機能することがある
トレンドラインは一度ブレイクされても再度機能することがあります。
例えば、以下のチャートを見てください。
上記では、レートがトレンドラインをブレイクして上昇したあと、トレンドライン付近まで下落してきてから失速して再度上昇しています。
これは「ロールリバーサル」という現象です。
レジスタンスラインがサポートラインに役割転換したのです。
トレンドラインのブレイク後はこのロールリバーサルが度々起こるため、ブレイク後もラインはしばらく消さずに残しておきましょう。
引き直しが必要になる
トレンドラインは相場の状況によって引き直しが必要です。
相場が進むと機能しなくなるため、その都度引き直していく必要があります。
具体的にはブレイクされたら以下のように引き直しをします。
このように繰り返して、完全にトレンド転換するまではラインを修正していきましょう。
ちなみに、トレンド転換は以下のように「ダウ理論」で判断するのがおすすめです。
上昇トレンドの場合なら、押し安値を割ったらトレンド転換の目安です。
下降トレンドの場合なら、戻り高値を超えたらトレンド転換の目安になります。
まとめ
FXで実践的なトレンドラインの使い方は次の4つです。
- レジスタンスライン(上値抵抗線)にする
- サポートライン(下値支持線)にする
- トレンド転換の判断にする
- ストップロスの目安にする
トレンドラインを使用するなら複雑な使い方は必要なく、この4つだけを覚えるだけでOKです。
あとは実際に使用して使い慣れていくだけであるため、ぜひ試してみてください。
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