RSIには「リバーサル(ヒドゥンダイバージェンス)」という現象があります。
このRSIのリバーサルはとても優秀なサインであり、とくにトレンドフォローの手法をする人であれば知っておくべきものです。
そこでこの記事では、RSIのリバーサルをわかりやすく解説。
チャート画像を使って初心者でもわかるように解説していき、エントリー手法まで紹介していきます。
どなたでも今日でRSIのリバーサルが理解でき、トレードに実戦投入可能です!
目次
RSIのリバーサルとはトレンド継続のサイン!
RSIのリバーサルとはトレンド継続を示すサインです。
よって、リバーサルのシグナルが出たときは現在の勢いがさらに加速する可能性があります。
では、実際にリバーサルをチャートで見てみましょう。
上記は強気のリバーサルであり、上昇トレンド時に発生します。
レートは上昇しているものの、RSIはレートに先行して下落しています。
この状態が強気のリバーサルです。
弱気のリバーサルは強気のリバーサルと反対となり、下降トレンド時に発生します。
上記のようにレートは下降しているものの、RSIが先行して上昇しているのが弱気のリバーサルです。
RSIのリバーサルを上手く使うための3つのコツ
RSIのリバーサルを上手く使うためにはコツがあります。
それは次の3つです。
- トレンド相場で使用する
- RSIの数値はできるだけ高い(低い)位置を意識する
- なるべく長い時間足で探す
トレンド相場で使用する
RSIのリバーサルはトレンド相場で使用するようにしてください。
RSIのリバーサルはトレンド継続サインだからです。
よって、リバーサルを探すときは次のように明確なトレンドが出ている相場のみに限定しておく必要があります。
RSIの数値はできるだけ高い(低い)位置を意識する
RSIのリバーサルを使用するとき、RSIの数値はできるだけ高い(低い)位置を意識したいです。
リバーサルは反転シグナルであり、反転シグナルはRSIの数値が高い(低い)位置で出現したときのほうが信頼性が高いからです。
よって、以下のようにできる限りRSIの数値が高い(低い)位置でのリバーサルを意識しましょう。
- 強気のリバーサル:RSIで30%以下が望ましい
- 弱気のリバーサル:RSIで70%以上が望ましい
なるべく長い時間足で探す
RSIのリバーサルはなるべく長い時間足で探したほうがいいです。
1分足や5分足などの短い時間足だとノイズが多くダマシが多くなるからです。
そのため、リバーサルが出現しても相場がそのとおりに動かないことがあります。
よって、なるべくなら1時間足以上の時間足で探した方がいいです。
RSIのリバーサルを使った具体的なエントリー手法
ここでは、RSIのリバーサルを使った具体的なエントリー手法を解説していきます。
何度かお伝えしていますが、RSIのリバーサルはトレンド継続を示すサインです。
よって、トレンド相場で使用します。
大前提として、相場がトレンドになっているかをチェックしておきましょう。
それでは買いと売りに分けて解説していきます。
買いの場合
買いの場合、「押し目買い(上昇トレンド中の下落からの上昇を狙う手法)」をすることになり次のようにします。
- 強気のリバーサルを確認
- レートが押し目をつけて上昇し始めたら「買い」
強気のリバーサルを確認後、レートが押し目をつけるのを待ちます(一時的に下落してくるのを待つ)。
その後、上昇し始めたところで「買い」エントリーです。
赤丸の「①」でエントリーしたいですが、できなかったときは「②」でエントリーします。
リバーサルが出現したときはトレンドが継続する可能性が高いため、少しくらいエントリーが遅れても大丈夫です。
そのため、リバーサルが出現してからよっぽどレートが離れているようなケースでない限り、恐れずにエントリーしていきましょう。
このときRSIの数値が少ないほどよく、70%以下だとさらに信頼性が高くなります。
売りの場合
売りの場合、「戻り売り(下降トレンド中の上昇からの下落を狙う手法)」をすることになり次のようにします。
- 弱気のリバーサルを確認
- レートが戻りをつけて下降し始めたら「売り」
弱気のリバーサルを確認後、レートが戻りをつけるのを待ちます(一時的に上昇してくるのを待つ)。
その後、下降し始めたところで「売り」エントリーです。
赤丸の「①」で入れなければ「②」で、それでもダメなら「③」で入ります。
このときRSIの数値が大きいほどよく、70%以上だと信頼性が上がります。
RSIのもうひとつの逆行現象も覚えておこう!
RSIにはもうひとつの逆行現象があるため、覚えておくのがオススメです。
それは「ダイバージェンス」です。
ダイバージェンスはリバースとは逆で反転シグナルになります。
よって、「上昇トレンド→下降トレンド」・「下降トレンド→上昇トレンド」というように相場の転換を示します。
それでは、実際にダイバージェンスをチャートで確認してみましょう。
以下は強気のダイバージェンスです。
上記をご覧のとおり、レートは安値を切り下げているものの、RSIは数値を切り上げています。
これは下落の勢いが弱まっていることを意味します。そのため、反転シグナルとして使えるのです。
弱気のダイバージェンスの場合は強気のときと逆で次のとおり。
レートは高値を切り上げているものの、RSIの数値は減少しているというのが弱気のダイバージェンスです。
ダイバージェンスを知っておけば相場の転換点を探すのに役立ち、相場の天底を捉えやすくなるためぜひ覚えておきましょう。
まとめ
RSIのリバーサルはトレンド継続を示すサインとなります。
上手く使うためのコツは次の3つであるため、覚えておきましょう。
- トレンド相場で使用する
- RSIの数値はできるだけ高い(低い)位置を意識する
- なるべく長い時間足で探す
使い方はトレンド相場にて、押し目買いと戻り売りのポイントにするというやり方が基本。
トレンドフォローをするときに非所に役立つため、ぜひご自身のトレードにも導入してみてください。
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