FXのロスカットレートの計算方法【強制決済レートがいくらか分かる！】

「FXのロスカットレートの計算方法が知りたい！」

「ロスカットされる金額は分かるけど、具体的なレートが不明」

「強制決済される値幅を確認したい！」

この記事は、上記のようにFXの強制決済レートの計算方法について知りたい人のために書いています。

お読みいただくことで、ロスカットレートの計算方法を理解し、どのように計算していけば良いのかを身につけることができます。

当記事でロスカットレートの計算方法をマスターして、どこで強制決済されるか明確にしながら取引できるようになりましょう！

ロスカットレートを計算する前にロスカット金額を知ろう！

ロスカットレートの計算方法を知るには、ロスカット金額を知っておく必要があります。
ロスカット金額は「証拠金維持率100％＝必要証拠金」と考えると簡単です。

例えば、以下のFX会社で取引していたと仮定しましょう。

上記の場合、証拠金維持率100％でロスカットが発動します。

そして必要証拠金は2万円であり、証拠金維持率100％＝必要証拠金であるため、口座資金が2万円以下になるとロスカットが発動するということです。

ロスカット基準はFX会社によって違いますが、考え方は上記と同じであるため難しくありません。

仮にロスカット基準が80％なら、以下のように計算すればいいだけです。

2万円（必要証拠金）×80％＝1万6,000円

このようにして、ロスカット金額をロスカットレートの計算する前に算出しておく必要があります。

FXのロスカットレートの計算方法はこう割り出す！

FXのロスカットレートの計算方法は以下のとおりです。

今回は以下のケースで取引したと仮定して計算しています。

詳しくは買いと売りに分けて解説していきます。

買いの場合

買いの場合、まずは以下のように計算します。

（口座資金30万円－ロスカット金額5万4，000円）÷ロット数1万通貨＝24.6

上記の24.6を約定レートである130円に次のように計算します。

130円－24.6＝105.4円

この場合は105.4円でロスカットされます。

売りの場合

売りも買いと同様、まずは以下のように計算します。

（口座資金30万円－ロスカット金額5万4，000円）÷ロット数1万通貨＝24.6

売りのときは上記の24.6を買いとは逆に約定レートに足します。

130円＋24.6＝154.6円

よって、154.6円でロスカットになるということです。

米ドル/円でロスカットレートをシミュレーション

ここでは、米ドル/円を使ってロスカットレートをシミュレーションしています。

今回は以下の条件で取引すると仮定してシミュレーションしています。

ロスカット率100％の場合

ロスカット率50％の場合

シミュレーション結果のまとめ

シミュレーション結果をまとめると次のようになります。

このため、ロスカット率が低いFX会社でロット数を抑えた取引をしていればロスカットを回避しやすいということになります。

ただし、ロスカット率が低いといざ発動したときは口座資金が大きく減るので要注意です。

例えば、必要証拠金が5万円だとします。

ロスカット率100％のFX会社なら口座資金が5万円以下でロスカットです。

それに対して、ロスカット率50％のFX会社だと口座資金2万5.000円以下でロスカットになります。

よって、ロスカット率の低いFX会社はロスカットされたときに口座へ残る資金が少なくなるため気をつけておきましょう。

FXのロスカットレートは計算ツールに任せるのがオススメ！

ここまでロスカットレートの計算方法を解説してきましたが、実際に計算するときは「計算ツール」を使用するのがオススメです。

インターネットで「ロスカットレート　計算ツール」・「ロスカット　シミュレーター」などと検索すれば、以下のようなツールが見つかります。

上記のようなツールを使用すれば、わざわざ手動で計算しなくても一瞬で計算結果がでるため大変便利です。

手動で行うと計算ミスをすることがあるため、ツールを使って計算するほうが正確性という意味でもオススメです。

まとめ

ロスカットレートの計算方法を算出するためには、最初にロスカット金額を割り出す必要があります。

ロスカット金額は「証拠金維持率100％＝必要証拠金」と考えればOKです。

あとは、お使いのFX会社のロスカット基準に合わせていけばOKになります。

ロスカット金額が算出できましたら、以下のようにしてロスカットレートを計算します。

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