FXで意外にも難しいのが利益確定です。
「エントリーは上手くいったのに利益確定の目安が分からず、結局失敗トレードになった」このような経験は誰にでもあるはず。
そこでこの記事では、FXの利益確定の目安について解説。
利確ルールの決め方を以下に分けてお伝えします。
- インジケーター
- ライン
- チャートパターン
- テクニカル分析以外
当記事で自分に合った利益確定の方法を見つけて、収益アップを目指しましょう!
目次
FXの利益確定の目安【インジケーターで決める】
ここでは、インジケーターを使って利益確定をする方法をお伝えします。
今回は以下の4つのインジケーターを使う方法を紹介します。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- RSI
- フォボナッチ・リトリースメント
移動平均線
移動平均線を使う場合、異なる期間の移動平均線を2本表示してそれがクロスしたら利益確定のサインとします。
- 売りの場合:ゴールデンクロスしたら利益確定
- 買いの場合:デッドクロスしたら利益確定
ゴールデンクロスとは、短い期間の移動平均線が長い期間の移動平均線を下から上に抜く現象になります。
デッドクロスとは、短い期間の移動平均線が長い期間の移動平均線を上から下に抜く現象です。
ゴールデンクロスは「買い」のサインであるため、売りのポジションを保有しているときは利益確定の目安にできます。
デッドクロスは「売り」のサインであるため、買いのポジションを保有してるときは利益確定の目安にできるのです。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドはバンドへのタッチを利益確定の目安にできます。
ボリンジャーバンドのバンドにレートが収まる確率は、以下だとされているからです。
- ±1σの範囲内に収まる確率:約68.3%
- ±2σの範囲内に収まる確率:約95.4%
- ±3σの範囲内に収まる確率:約99.7%
とくに±2σ以上になると約95.4%以上と高くなるため、利益確定の目安として有効です。
RSI
RSIも分かりやすいためオススメです。
RSIでは以下のように判断します。
- 買いの場合:RSIの数値が70%以上になる
- 売りの場合:RSIの数値が30%以下になる
また、RSIは「ダイバージェンス」という現象も起こし、これも利益確定の目安にできます。
ダイバージェンスとは、以下のようにレートとインジケーターが逆に動く現象です。
上記ではレートは上値を切り上げていますが、RSIは数値を切り下げています。
これは上昇しているものの勢いが弱まっていることを意味します。そのため、今後下落してくることを警戒し、利益確定の目安に使えるのです。
フォボナッチ・リトリースメント
フォボナッチ・リトリースメントも利益確定の目安にするのに便利となります。
フォボナッチ・リトリースメントは相場の反転ポイントを予測するインジケーターであり、以下の数値は相場の反転ポイントとしてよく使用されるのです。
- 38.2%
- 50.0%
- 61.8%
そのため、レートが伸びる起点になったポイントにフォボナッチを使用して、利益確定の目安にするという方法も有効です。
利益確定に使う際は以下のような数字がおすすめになります。
- 150%
- 161.8%
- 200%
- 261.8%
FXの利益確定の目安【ラインで決める】
ここからは、ラインで利益確定をする方法を解説します。
今回は以下の2つの方法を紹介します。
- 水平線
- トレンドライン
水平線
レートが進む先に水平線がある場合、そこで利益確定するという方法があります。
水平線はレートを阻むという特徴がありヘタをすると流れが変わって、大きく逆行することもあるからです。
なお、水平線は以下のような位置に引きます。
- 何度もレートが反発しているポイント
- チャート上で目立つ高値と安値
トレンドライン
トレンドラインを割ってしまったら利益確定するという方法も有効です。
トレンドラインを割るとトレンドが終了したと見なす人が多くいるため、相場の流れが変わることも多いからです。
上記のチャートは上昇トレンドのパターンであるため、レートがトレンドラインを下に割ったら利益確定します。
下降トレンドのときは逆で、レートがトレンドラインを上に超えたら利益確定します。
FXの利益確定の目安【チャートパターンで決める】
ここからは、チャートパターンで利益確定をする方法を解説します。
今回は次の2つのチャートパターンによる方法をお伝えします。
- ダブルトップ&ダブルボトム
- ヘッドアンドショルダー&ヘッドアンドショルダーボトム
ダブルトップ&ダブルボトム
ダブルトップとダブルボトムは反転パターンであるため、利益確定に使用できます。
ダブルトップは反転下落パターンです。よって、「買い」を行っているときの利益確定の目安にできます。
ダブルボトムは反転上昇パターンです。そのため、「売り」を行っているときの利益確定の目安にできます。
ヘッドアンドショルダー&ヘッドアンドショルダーボトム
ヘッドアンドショルダーとヘッドアンドショルダーボトムも反転パターンであるため、利益確定の目安にすることが可能です。
ヘッドアンドショルダーは反転下落パターンです。完成後は下落する可能性があるため、「買い」をしているときの利益確定の目安にできます。
ヘッドアンドショルダーボトムは反転上昇パターです。完成後は上昇する可能性があるため、「買い」のときの利益確定の目安におすすめです。
FXの利益確定の目安【テクニカル分析以外で決める】
利益確定の目安はテクニカル分析以外で決めることができます。
例えば、以下の2つです。
- リスクリワード
- 時間
リスクリワード
1対2や1対3など、リスクリワードで決めるやり方があります。
リスクリワードで決める際は、必ずリスクよりもリワードが大きくなるようにしましょう。
つまり、損失額よりも利益のほうが大きくなるようにするのです。
損失額よりも利益のほうを小さくすると勝率を上げないといけないため、トレードが非常に困難になります。
例えば、10回トレードする場合、リスクリワードが1対1だと最低でも勝率60%以上にしないと利益がでません。
しかし、リスクリワードが1対3なら勝率30%以上で利益がでます。
このように、リスクリワードはトタールの利益に関わってくるため、これを利益確定の目安にするときは必ずリワードのほうが多くなるようにしたいです。
時間
時間で決めるという方法もあります。
こちらは、おもにデイトレードやスキャルピングに適したやり方です。
デイトレードやスキャルピングはその日の内に決済するため、トレード時間を決めて行う必要があります。
また、経済指標の発表前には決済したほうが良いです。
経済指標の発表前後にはスプレッドが大きく開いたり、相場が乱高下したりし、ポジションを保有するのが危険だからです。
そのため、エントリー前に「〇〇時までには決済する」と決めておいて、時間を利益確定の目安するのも手でしょう。
利益確定を自動化できる便利な注文
利益確定を自動化できる便利な注文があるため紹介しておきます。
それは次の2つです。
- OCO注文
- IFO注文
上記を使うことで利益確定を自動化でき、トレードを効率化できるため詳細を確認しておいてください。
OCO注文
OCO注文とは、「指値注文」と「逆指値注文」を同時に発注する注文方法です。
指値注文は現在よりも有利な位置に入れる注文です。
逆指値注文は現在よりも不利な位置に入れる注文になります。
上記2つを同時に発注し、どちらかが成立すればもう1つの注文は自動でキャンセルされます。
そのため、利益確定と損切りの注文を同時に発注できるメリットがあります。
例えば、エントリー後に利益確定と損切りの注文を発注しておきたいとなどに便利です。
IFO注文
IFO注文とは、「新規注文」・「決済注文」・「損切り注文」の3つを同時に発注できる注文になります。
この内、決済注文と損切り注文はOCO注文です。よって、片方が成立すればもう片方は自動でキャンセルされます。
IFO注文は、「指定したレートに新規・決済・損切りの3つを入れておきたい!」というときに役立ちます。
発注しておけば、エントリーから利益確定、損切りまでがすべて自動化されるため、大変便利です。
まとめ
FXの利益確定の目安は、以下の方法で決めていくのがおすすめです。
利益確定方法の種類 | 具体的な方法 |
---|---|
インジケーター | ・移動平均線 ・ボリンジャーバンド ・RSI ・フォボナッチ ・リトリースメント |
ライン | ・水平線 ・トレンドライン |
チャートパターン | ・ダブルトップ&ダブルボトム ・ヘッドアンドショルダー&ヘッドアンドショルダーボトム |
テクニカル分析以外 | ・リスクリワード ・時間 |
上記の中からご自身に合ったものを選んでいくと良いです。
例えば、移動平均線を愛用しているなら移動平均線を目安にする、水平線のトレードをしているなら水平線を目安にするなど。
まずは自分の身近なものから試してみてはいかがでしょう。
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