この記事は、ストップロスとテイクプロフィットについて書いています。
お読み頂ければ、ストップロスとテイクプロフィットとはどのようなものかが分かり、使い方もマスター可能です。
今日でストップロスとテイクプロフィットについて理解し、トレードに使えるようになりましょう!
目次
ストップロスとテイクプロフィットはどんな注文方法?
ストップロスとテイクプロフィットは、MT4で出せる注文方法のことを指します。
具体的にはそれぞれに分けて解説してきます。
ストップロスとは
ストップロスとは、損失を確定させるための注文方法です。
日本のFX会社で言えば「逆指値注文」と同じです。
ポジションを持ったレートよりも不利なレートに入れるのが基本となります。
例えば、「買い」であれば以下のようにします。
100円で買ったあと97円で損切りしたいとすれば、97円にストップロスを入れておくのです。
そうすればレートが97円まで下落したときに自動的に決済をしてくれます。
テイクプロフィットとは
テイクプロフィットとは、利益を確定させるための注文方法です。
日本のFX会社で言えば「指値注文」です。
ポジションを持ったレートよりも有利なレートに入れるのが基本となります。
例えば、「買い」のケースなら次のようにします。
100円で買ったあと105円で利益確定したいなら、105円にテイクプロフィットを入れておくのです。
そうすればレートが105円まで上昇したときに自動で決済されます。
MT4でストップロスとテイクプロフィットを設定する方法
ここでは、MT4でストップロスとテイクプロフィットを設定する方法をお伝えします。
ストップロスとテイクプロフィットそれぞれに分けて解説していきます。
今回は「買い」のケースで解説。
まずは新規注文を発注しておきましょう。
新規注文を発注したら、下段の「ターミナル」から先に発注した注文をクリックして注文画面を表示します。
今回は「買い」の取引をするため、クリックするのは「成行買い」です。
ストップロスを設定する場合は「決済逆指値」に指定レートを入力します。
テイクプロフィットを設定するときは「決済指値」に指定レートを入力してください。
MT4でストップロスとテイクプロフィットはこれだけであるため、すぐに覚えられるかと思います。
ストップロスとテイクプロフィットのメリット
ストップロスとテイクプロフィットのメリットは以下のとおりです。
- 利益確定と損切りを自動化できる
- 損失を限定できる
利益確定と損切りを自動化できる
ストップロスとテイクプロフィットに共通したメリットが、利益確定と損切りを自動化できることです。
どちらの注文方法も一度設定しておけば、指定レートに達した際に自動で注文が発注されます。
そのため、チャートを見ていなくても利益確定や損切りを行うことができるのです。
「忙しくてチャートを見る時間がない!」というような人には大変メリットがあります。
損失を限定できる
ストップロスの場合、損失を限定できます。
事前に損切りするポイントを決めておけるため、損失額も決まったものになるのです。
手動で損切りしようとすると、どうしても迷いや欲などの感情によって損切りが遅れてしまい損失額が増えてしまうことがあります。
しかし、ストップロスを使えば損失額は限定されるため、感情に左右されない損切りが可能になります。
ストップロスとテイクプロフィットのデメリット
ストップロスとテイクプロフィットには、次のようなデメリットもあるため確認しておきましょう。
- 利益が減ることがある
- 必ず決済されるとは限らない
利益が減ることがある
「テイクプロフィットを設定していたせいで利益が減ってしまった」ということもあります。
例えば、想定していたよりも相場の勢いが強くて、指定したレートで決済されたあともグングンと伸びたというような場合です。
このようなときは、もしテイクプロフィットを設定していなければ利益をもっと取れていることになります。
とはいえ結果論であるため、こうした事態になったら潔く諦めるしかありません。
悔しいからと相場を追いかけるようにエントリーすると、高値掴みや安値掴みをして逆行を食らう恐れがあるので注意しましょう。
必ず決済されるとは限らない
ストップロスとテイクプロフィットともに、設定したからといって必ず決済されるわけではありません。
基本的にほとんどの場合は決済されますが、相場状況やFX会社のサーバー状況などによっては決済されないケースもあります。
例えば、相場に大きな影響を与える出来事が起こってレートが急激に動くような事態が起きた場合、ストップロスとテイクプロフィットが間に合わないことがあります。
そうしたケースもあるため、2つの注文は絶対安心ではないと覚えておきましょう。
とくにハイレバレッジ時のストップロスは要注意です。万が一、発動しなかったときは大きな損失額が出てしまう恐れがあります。
ストップロスとテイクプロフィットの活用方法
ここからは、ストップロスとテイクプロフィットの活用方法について紹介します。
今回紹介するのは以下の3つです。
- 損切りの自動化
- 利益を守りながら相場を追いかける
- 瞬間的な相場の伸びを捉える
損切りの自動化
ストップロスを使用して損切りの自動化をしておくのは非常におすすめの方法です。
損切りは手動でやるといざという時に躊躇してしまい、結局できないこともあります。
損失額を確定させるのが我慢できずに先延ばしにしてしまうのです。
しかし、ストップロスを使用しておけば指定レートになったら自動で損切りしてくれるため、上記のような問題が解決します。
利益を守りながら相場を追いかける
テイクプロフィットのひとつである「トレール注文」を使用し、利益を守りながら相場を追いかけるという活用方法もあります。
トレール注文とは、逆指値注文を使用して相場を追いかけるように発注する注文方法のこと。
この方法はトレンド相場でおすすめです。
トレンド相場はしばらくの間、勢いが継続する可能性があるため利益を伸ばしやすく、ポジションを保有し続けたしたほうがいいからです。
トレール注文を使用すれば、利益を守りながら相場を追いかけることができるため、利益を伸ばしていくことができます。
瞬間的な相場の伸びを捉える
テイクプロフィットを使って、瞬間的な相場の伸びを捉えることもできます。
相場には「ここを超えると急激にレートが動く」というポイントがあります。
例えば、以下のような場所です。
- レジスタンスライン
- サポートライン
上記のような場所をレートが超えると、相場が大きく動く「ブレイクアウト」という現象がよく動きます。
ただし、いつ超えるかは分かりませんし、ずっとチャートを見ているわけにはいきません。
そこでテイクプロフィットを使って、事前にブレイクアウトしそうなポイントに利益確定の注文を発注しておくのです。
例えば、相場が上昇してレジスタンスラインをブレイクアウトしそうと予想しているのであれば以下のようにします。
このようにすれば、チャートを見ていなくても瞬間的な相場の伸びを捉えることが可能です。
まとめ
ストップロスとテイクプロフィットは、MT4で出せる注文方法のことであり、それぞれ以下のように違いがあります。
- ストップロス:損切りをするための注文方法(逆指値)
- テイクプロフィット:利益確定をするための注文方法(指値)
そんなストップロスとテイクプロフィットのメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
利益確定と損切りを自動化できる | 利益が減ることがある |
損失を限定できる | 必ず決済されるとは限らない |
使うことで損切りと利益確定がチャートを見なくてもできるため、大変有効な注文方法です。
使い方も簡単であり、すぐ覚えられるためぜひ導入してみてください。
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