「FXで水平線は最強!」
このような発言をする人は多くいます。では、本当にそれほど優秀なツールなのでしょうか?
当記事では水平線のみで勝てるのか、ラインの引き方、水平線のメリット、活用方法まで解説していきます。
目次
FXは水平線のみで勝てるか?
FXは水平線のみで勝てます。
水平線を正しく引くことができれば、相場の反転しそうなポイントが絞ることが可能です。そのため、そこを基準にトレードすることで勝率を劇的に上げることができるのです。
例えば、事前に反転しそうなポイントが分かっていれば、レートがそこまで来たときにエントリーすればOK。
ポジションを保有しているときなら、レートが水平線まで来たときに利益確定をするというような使い方もできます。
このように水平線を引いておけば、相場の反転しそうなポイントが絞り込め、トレードをする際に非常に役に立つのです。
レジスタンスラインとサポートラインについて
水平線には「レジスタンスライン」と「サポートライン」の2種類があると知っておきましょう。
レジスタンスラインは「上値抵抗線」とも呼ばれ、価格の上昇を抑える役割をします。
サポートラインは「下値支持線」とも呼ばれ、価格の下降を抑える役割をします。
レジスタンスラインとサポートラインは役割が変る!
レジスタンスラインとサポートラインはラインが突破されたあとに、役割が変ることがあります。
レジスタンスラインは上に抜かれると役割が変化して、サポートラインになることがあるのです。
サポートラインが下に抜かれると役割が変化して、レジスタンスラインになることがあるのです。
この現象を「ロールリバーサル」や「レジサポ転換」などと呼びます。
このようにラインが突破されたあとでも機能し続けることがあるため、しばらくはラインを消さないようにしましょう。
消すのはロールリバーサルが確認できなかったときです。
FXで水平線を使うメリットはこの3つ
FXで水平線を使うメリットはたくさんありますが、特に大きいのは次の3つです。
- 相場が反応しそうなポイントが分かりやすくなる
- 大勢のトレーダーと同じ目線になれる
- 初心者でもすぐ使いこなせる
相場が反応しそうなポイントが分かりやすくなる
水平線を引いておけば、相場が反応しそうなポイントが分かりやすくなります。
チャートでパッと見て確認できるため、相場分析をする際にとても役立ちます。
売買ポイントが明確になり、どこでエントリーや利益確定&損切りをすべきかなどが判断しやすいです。
また、反転ポイントが絞れるため、トレードしてはいけないポイントも分かりやすくなります。
大勢のトレーダーと同じ目線になれる
テクニカル分析では大勢のトレーダーと同じ目線になることが重要ですが、水平線ではこれが簡単にできます。
水平線は誰が引いても大きな差がつかないからです。
テクニカル分析が機能するのは大勢の人が同じものを見て、同じ行動をするからという側面が強いです。よって、他のトレーダーと同じ目線になることが大事なのです。
しかし、インジケーターの設定値やラインの引き方などによって、目線が変わってしまうという問題があります。
水平線の場合、水平のラインを誰もが注目するポイントに引くため、目線に差が生まれにくいのです。
そのため、大勢のトレーダーと同じ目線でトレードしやすいです。
初心者でもすぐ使いこなせる
水平線は扱いが簡単かつシンプルで初心者でもすぐ使いこなせます。
初心者でも少し訓練すれば正しく引けるようになりますし、使い方に関しても非常にシンプルで扱いやすいです。
それでいて、しっかりと機能してくれる強力な分析ツールなため使わない手はありません。
FXの水平線の引き方とポイント
水平線は優秀な分析ツールですが正しく引かないと機能しないです。
そこでこの章では、FXの水平線の引き方とポイントをお伝えしていきます。
何度も反応している価格帯に引く
水平線で一番引くべきポイントは何度も反応している価格帯です。
上記のようなポイントは大勢のトレーダーが注目し、水平線を引きます。よって、そこに水平線を引いておけば、自然と機能しやすい水平線となるのです。
目立つ高値と安値に引く
チャート上の目立つ高値と安値にも水平線を引いておきましょう。
目立つ高値と安値も注目されるため、水平線を引くトレーダーが多いからです。そこを基準に売買する人が多いため、機能する水平線になりやすいです。
ロウソク足のヒゲに引く
水平線はロウソク足のヒゲに引くのが基本です。
FX市場は世界中のトレードが参加していますが、欧米のトレーダーはロウソク足ではなく、バーチャートやラインチャートを使用している人も多いです。
バーチャートやラインチャートで水平線を引くときは、ロウソク足のヒゲの部分になります。
テクニカル分析は大勢と同じ目線になることが重要であるため、ロウソク足のヒゲの部分に引き、欧米のトレーダーと目線を合わせておくのです。
ゾーンで考える
水平線を引くときはゾーンで考えるのがおすすめです。
高値と高値、底値と底値にぴったりと引けるケースはほとんどないからです。
価格と価格に引くというよりは価格帯に引くと考えたほうが良いでしょう。そのため、2~3本のラインを引いてゾーンで考えるのがおすすめなのです。
長い時間足から引く
水平線を引くときは長い時間足から引いていくようにしましょう。
長い時間足の水平線のほうが強力であり、機能しやすいからです。
5分足より1時間、1時間足より日足で引いた水平線のほうが相場に与える影響が強く、機能しやすいです。
そのため、長い時間足の水平線から引いておき、その上で他の時間足の水平線も引いて、相場分析をしたほうが相場環境の把握をしやすくなります。
FXの水平線の活用方法①エントリー
FXの水平線の活用方法1つめはエントリーです。
エントリーは次の3つの使い方があります。
- 押し目買い・戻り売り
- 水平線での反転
- 水平線のブレイク
押し目買い・戻り売り
押し目買い・戻り売りは水平線をブレイク(超えた)あと、戻ってきてからの反転を狙う手法です。
水平線はブレイクされると役割が転換することがあります。
レジスタンスラインはサポートラインに、サポートラインはレジスタンライン変化することがあるのです。
この特性を利用してトレードします。
押し目買いでは、レートがレジスタンスラインをブレイク後に下降してきて、前のレジスタンスラインで反転上昇したらエントリーです。
戻り売りでは、レートがサポートラインをブレイクした後に上昇してきて、前にサポートラインで反転下降したらエントリーです。
水平線での反転
水平線での反転はレンジ相場で使う手法です。
上記のようにレートが水平線まで上げてきたら「売り」、レートが水平線まで下げてきたら「買う」というのを繰り返します。
水平線のブレイク
水平線のブレイクはレートが水平線を超えたら売買する手法です。
レートが水平線を超えると相場が大きく動くことがよくあります。
注目されている価格帯であるため、そこを突破されると損切り注文を出すトレーダーが大勢おり、その注文を巻き込んで相場が大きく動くケースがあるのです。
いわゆる「ブレイクアウト」と呼ばれる現象です。この特性を利用して売買することができます。
方法はシンプルにレートが水平線を超えたらエントリーするだけです。
ただし、「ダマシ(サインやシグナルとは相場が逆に動くこと)」に合う可能性も高くなるため、意外と難易度が高く、初心者には難しいかもしれません。
FXの水平線の活用方法②利益確定
FXの水平線の活用方法2つめは利益確定です。
水平線は利益確定の目安にもできます。水平線を引いておけば、反転しそうなポイントがどこかひと目で分かるためです。
そのため、水平線まで来たら反転するかもしれないと警戒して、そこを利益確定の目安にするといったシナリオを描くことができます。
FXの水平線の活用方法③損切り
FXの水平線の活用方法3つめは損切りです。
レートが水平線を突破すると相場の流れが変ることが多いです。状況によっては損切りしなくてはいけません。
例えば、以下のように買いポジションを保有しているケース。
上記ではレートが水平線よりも下に行ってしまったら、すぐ損切りしないといけません。ブレイクアウトが起きて相場の流れが変わり、大きな下落が始まる恐れがあるからです。
このように、水平線は損切りするときの判断基準にも使用できます。
FXの水平線の活用方法④トレードの見送り
FXの水平線の活用方法4つめはトレードの見送りです。
「エントリーチャンスが来た!」というような状況でも、トレードする方向に水平線があるのなら、そのトレードは見送ったほうが良いです。
例えば、買いのエントリーチャンスが来ても、すぐ上に水平線があるというような状況です。
上記のようなケースでエントリーしても、水平線ですぐに跳ね返されてしまう恐れがあります。エントリーは見送ってしばらく様子見をするのがおすすめです。
まとめ
FXは水平線のみでも問題なく勝ち続けることが可能です。
水平線は扱いが簡単であり、引き方も少し訓練すれば身につけられため、初心者にもおすすめできます。
正しく使いこなせれば、相場の反転しそうなポイントを視覚化することでき、相場分析が格段にやりやすくなります。
活用方法も次の4つと豊富です。
- エントリー
- 利益確定
- 損切り
- トレードの見送り
この機会に使いこなせるようになって、ご自身のトレードにぜひ取り入れてみてください。
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