FXにおいて水平線は必ずマスターしておきたいテクニカル手法です。
しかし、初心者ですと「水平線のエントリーポイントが分からない・・・」という人も多いよう。
そこでこの記事では、水平線のエントリーポイントを画像付きで丁重に解説します。
当記事を読めば、水平線トレードではどこで売買すべきかを極めることが可能ですので、ぜひ参考にしてください。
目次
FXの水平線エントリーポイント【基本編】
水平線のエントリーポイントで基本となるのは以下の2つです。
- 水平線での反発
- 水平線のブレイク
まずは基本パターンをしっかり理解しておく必要があります。
そうしないと後に解説している応用パターンをきちんと理解できないからです。
詳しくは次章で解説しています。
水平線での反発
水平線までレートが来ると反発しやすいという特徴があります。
理由は水平線で反発しやすいという特徴を知っているトレーダーが沢山おり、水平線付近には多くの注文が入っているからです。
上記のように多くの注文が壁となり、レートが反発しやすくなるのです。
こうした特徴を活かして以下のようにトレードします。
レートが水平線まで上昇してきた場合なら売り、レードが水平線まで下降してきたときは買うというのが基本です。
水平線のブレイク
水平線をブレイクすると大きくレートが延びる傾向があります。
先にお伝えしたように水平線付近には沢山の注文が入っています。
水平線をブレイクされると損切りする人が沢山おり、それを原動力にレートが大きく動きやすくなるのです。
上記の特徴を活かして次のようにトレードします。
上記のようにレートが水平線まで上げてきてブレイクしたなら、買いでエントリーします。
逆にレートが水平線まで下げてきてブレイクしたなら、売りでエントリーします。
FXの水平線エントリーポイント応用【チャートパターン編】
この章では、チャートパターンと組み合わせた水平線のエントリーポイントを解説しています。
前章で解説した基本パターンと組み合わせることでエントリーの精度が増しますので、ぜひ確認しておきましょう。
押し目買い&戻り売り
押し目買いと戻り売りは以下のように、レートが水平線をブレイク後に水平線まで戻ってきたところを狙う手法です。
水平線はブレイクされると役割が逆転する傾向があります。
上値を抑える抵抗線であれば下値を抑える支持線に、下値を抑える支持線なら上値を抑える抵抗線に変化するのです。
この特徴を活かし、水平線での反発を狙うのが押し目買いと戻り売りです。
ダブルトップ&ダブルボトム
ダブルトップやダブルボトムはチャートがM字になるパターンです。
ダブルトップやダブルボトムは反転サインですので、水平線付近で出現すると反発の可能性がアップします。
ヘッドアンドショルダー
ヘッドアンドショルダーは3つの山(谷)の内、真中が一番高くなる(低くなる)パターンです。
ヘッドアンドショルダーも反転サインですので、水平線付近で出現すると反発の可能性が上がります。
FXの水平線エントリーポイント応用【インジゲーター編】
この章では、インジゲーターを組み合わせた水平線のエントリーポイントを解説しています。
インジゲーターを使ってトレードする人に役立ちますのでぜひ確認しておいてください。
移動平均線
移動平均線を使ったエントリーポイントは以下のとおり。
- レートが水平線で止められる
- 移動平均線がクロス(ゴールデンクロス・デットクロス)する
チャートで確認すると次のような状態になります。
チャートを見ると下降してきたレートが水平線で何度も止められておりその後、移動平均線でゴールデンクロスして上昇しています。
このような状態になったら買いでエントリーするのです。
売りの場合は買いとは逆で上昇してきたレートが水平線で止められて、移動平均線がデッドクロスしたらエントリーします。
RSI
RSIを使ったエントリーポイントは次のとおりです。
- レートが水平線で止められる
- RSIでダイバージェンスが出現
チャートで確認すると以下のようになります。
上記のチャートではレートが安値を切り下げていますが、RSIでは数字が切りあがっています。
このようなレートとインジゲーターの逆行現象をダイバージェンスと呼ぶのです。
ダイバージェンスが起きたということは価格の勢いの失速を意味します。
よって、水平線付近でダイバージェンスが起きたのであれば、反発する可能性が上がると判断できるのです。
先のチャートでは買いのケースのダイバージェンスでしたが、売りであればレートが切り上げているのにRSIが切り下げているという逆の状態になります。
水平線の正しい引き方も確認しておこう!
水平線には正しい引き方があります。
- 長期足から引く
- 何度も反発されているポイントに引く
- 目立つ高値と安値に引く
- ネックラインに引く
- キリの良い価格に引く
エントリーポインだけ知っていても、正しく水平線が引けてないとトレードでは勝てません。
この章で水平線の正しい引き方を覚えておきましょう。
長期足から引く
水平線は長期足から引くようにしてください。
長い時間足で引いた水平線のほうが機能しやすいからです。
逆に短い足の水平線はすぐに機能しなくなるため、あまり重要ではありません。
何度も反発されているポイントに引く
水平線を引くのはレートが何度も反発されているポイントです。
例えば、以下のようなポイントになります。
上記はレートが何度も反発されており、強い抵抗勢力がいるのが分かります。
簡単にはブレイクできないため、水平線として機能しやすいのです。
また、ブレイクされるとレートが大きく動く可能性もあります。
目立つ高値と安値に引く
目立つ高値と安値があったら水平線を引いておきましょう。
水平線が機能するのは多くのトレーダーが注目しており、そこを目安にトレードするからです。
目立つ高値と安値には自然と多くのトレーダーが注目するので、そこに水平線を引いておけば機能しやすくなるのです。
ネックラインに引く
ネックラインがあったらそこに引いておくのもおすすめです。
ネックラインとは、そこを超えるとそれまでの流れが変るとされるラインです。
つまり、トレンド転換のポイントですね。
おもにダブルトップやダブルボトム、ヘッドアンドショルダーに適用されます。
ネックラインを割るとそれまでの流れが大きく変ることがあるので、水平線を引いておくのがおすすめなのです。
キリの良い価格に引く
水平線はキリの良い価格にも引いておきたいです。
キリの良い価格とは、「キリ番」や「ラウンドナンバー」のことでドル円であれば、100円や100.50円といった数字です。
キリの良い価格は分かりやすいため、そこを目安にするトレーダーが多くいます。
よって水平線として機能しやすくなるのです。
水平線を引く際に注意しておくべき3つのポイント
水平線を引く際には注意しておくべきポイントがあります。
- 役割の転換
- 水平線の引きすぎ
- ぴったり引こうとしない
上記3つを注意しておかないと水平線トレードが上手くいかないことがあるので、次章で詳細を確認しておいてください。
役割の転換
エントリーポイントの紹介でもお伝えしましたが、水平線は一度ブレイクされると役割が転換することが良くあります。
例えば、価格の上昇を抑える抵抗線(レジスタンスライン)がブレイクされると、価格の下降を抑える抵抗線(サポートライン)になることがあるのです。
逆にサポートラインがレジスタンスラインに変化することもあります。
よって、水平線がブレイクされてしまったら役割の転換に注意しないといけません。
水平線の引きすぎ
水平線の引きすぎには注意してください。
水平線を引きすぎると以下のチャートのようになってしまい、とても見づらくトレードがしにくくなります。
引くラインは必要最小限にしておきましょう。
ぴったり引こうとしない
水平線はぴったり引こうとしなくてOKです。
正確にぴったり引けることは稀だからです。
ある程度ずれていても問題なく、以下のように1~3本の線を引いてゾーンで考えるのがおすすめです。
まとめ
水平線トレードのエントリーポイントは「水平線での反発」・「水平線のブレイク」が基本です。
この2つを理解した上でチャートパターンやインジゲーターと組み合わせると、精度の高いエントリーができるようになります。
水平線はとても優れたテクニカル手法なので、この機会にぜひマスターしておきましょう。
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