スキャルピングでは1日に何度もエントリーチャンスがあるため、短期間で資金を増やすことが可能になります。
スキャルピングを行うときには「1分足チャート」だけではなく、「1時間足チャート」も確認してからポジションを持つのがおすすめです。
今回の記事を通して、1分足を使ったスキャルピング手法の参考にしてみてください。
目次
スキャルピング手法とは
「スキャルピング」は数秒から数分でエントリーと決済を行う手法です。
1日に何度もエントリーチャンスがあり、10pips程度の決済幅で取引を繰り返すことにより短期間で資金を増やせます。
また、損切りをしたとしても決済幅を守ることで少ない損失に抑えることができます。
1分足を使ったエントリーの方法
①スプレッドが狭いFX会社で取引をしよう
中央の数字がスプレッドです。
スプレッドとは1回の取引でかかるコストのことで、取引回数の多いスキャルピングではこのスプレッドが重なってしまいます。
そのため、出来る限りスプレッドが狭いFX会社を選びましょう。
また、取引通貨によってもスプレッド数が異なります。
米ドル円やユーロ円、ユーロドルなど、スプレッドが低くボラティリティ(値動き)がある通貨での取引がおすすめです。
②取引量の多い時間帯を狙う
FXは平日の24時間いつでもトレードを行うことができますが、その中でも為替市場が活発に動く時間帯に取引を行うことで効率良くスキャルピングをすることができます。
とくに、ロンドン時間の16時~24時(夏時間)、17~25時(冬時間)、ニューヨーク時間の21時~翌日5時にボラティリティ(値動き)が大きくなります。
チャートに動きがある時間帯に取引を行うことで短期的なスキャルピングを繰り返していきましょう。
ロンドン時間では開始数時間は値動きが荒くなり、ニューヨーク時間ではトレンドができた方向に伸びやすい特徴があります。
③指数平滑移動平均線(EMA)を使う手法
1時間足のチャートに指数平滑移動平均線(EMA)の10と20を表示しています。
この数字は個人の設定により異なりますが、指数平滑移動平均線(EMA)の短期から中長期を下から上に抜けた『ゴールデンクロス』で買い、上から下に抜けた『デッドクロス』で売りの考えで見ていきましょう。
図では下から上に抜けているので『買い目線』になります。
同じ時間を1分足で表示しました。
押し目をつけている部分にトレンドラインを引くと、このようになります。
〇で囲った部分まで下がって来たときがエントリーチャンスです。前回高値をつけた価格までを利確ポイントにしましょう。
④ボリンジャーバンドを使う手法
ボリンジャーバンドとは相場の買われすぎ・売られすぎを判断するものです。
先ほどの1分足チャートにボリンジャーバンドを表示するとこのようになり、移動平均線を挟んで上下に2本ずつボリンジャーバンドが形成されています。
この外側のボリンジャーバンド『±3σ』にローソク足が届くと買われすぎ・売られすぎの判断材料となります。
スキャルピングで気を付けることは?
短時間ですぐに利益を得ることができるメリットと1分足チャートを使った手法をご紹介しましたが、もちろんスキャルピングのデメリットもります。
取引を行う前に気を付けるべきポイントをご紹介します。
①スキャルピングが禁止されているFX会社がある
FX会社は売買の均衡を保つためにインターバンク市場に対して「カバー取引」を行い、損失を防いでいます。
トレーダーが短時間取引のスキャルピングを多量に注文すると、「カバー取引」が追いつかなくなってしまうため、スキャルピングを禁止しているFX会社があります。
この「カバー取引」を自動システムで行っているFX会社であればスキャルピングが可能です。
スキャルピングを行うときには、禁止されていないFX会社を選びましょう。
②必ず損切りラインを守る
数秒から数分で利確を行うスキャルピングですが、自分が思う方向とは反対に動いてしまった場合は潔く「損切り」をする決断力が必要です。
戻ってくるだろうと思って含み損が膨らんで取り返しのつかないところまで価格が上下する可能性も充分にあります。
コツコツと積み重ねてきたスキャルピング資金を守るために、必ず損切りを守るようにしましょう。
1分足でポジションを持ったあとは画面から離れないようにしよう
スキャルピングでは1日に何度もエントリーチャンスがあるため、他の手法に比べて圧倒的に取引回数が多く、検証と実践を積み重ねることによりトレードの腕を磨くことができます。
画面から目を離した隙に利確チャンスを逃してしまうことのないように、エントリーをしたあとはすぐに決済ができるように、時間の確保をしてからトレードに望みましょう。
完璧な手法やリスクのない手法はありませんので、自分のスタイルに合ったトレードを目指していきましょう。
月利30%のFX手法を無料公開中!
⇒登録はコチラ