スキャルピングのコツとは？FXでコツコツ利益を積み重ねよう

スキャルピングのコツはトレンド相場の流れに乗って順張りでエントリーすることです。わかりやすいチャートの流れに従うことで短時間での利確が可能となります。　

この記事では、正しい方向を見極めた即決即断のトレードが身に付くためのコツをご紹介していきます。

スキャルピングでのトレードに悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

スキャルピングとは

スキャルピング(scalping)は「頭の皮を剥ぐ」という意味で、薄い皮を剥いでいくように相場から小さな利益を積み重ねる手法になります。

1日のトレード数は数10回～100回以上と、どの手法よりも取引回数が多く、数秒から数分の間にエントリーから決済まで行います。

決済の時間までが短いスキャルピングは、主に10pips程度の利確を決済幅とすることが多く、1万通貨で取引をしていた場合10pipsで1000円となり、これを10回繰り返すと1万円の利益になります。

予想とは反対の動きになってしまった場合、含み損をずるずると抱えないためにエントリーと同時に損切り幅を設定して資金を守ることが大切です。

スキャルピングをする際に押さえておきたいコツを4つご紹介します。

今までトレードをしても逆の方向に動いてしまって短時間で損切りになってしまうという方は、このスキャルピングで勝つためのコツを参考にしてみてください。

スキャルピングでは1トレードの利確幅が狭いため、取引コストであるスプレッドが広いFX会社を使用していると利益が減ってしまったり損失になる恐れがあります。

そのため、なるべくスプレッドが狭いFX会社を選ぶようにしましょう。

また、スキャルピングで1日に何度もエントリーするためにチャートが動きやすい米ドル、ユーロ、ポンド、オーストラリアドル、NZドル、スイスフランなどの先進国通貨取引がおすすめです。

ポジションを取りたい通貨が活発に動く時間帯を把握しておくことでスキャルピングに活かすことができます。

1日の時間帯は

・オセアニア時間：6～8時
・東京・アジア時間：8～16時
・ロンドン時間：16～21時
・ニューヨーク時間：21時～翌日5時です。

とくにロンドン時間が始まる16時からは大きく市場が動き出します。

東京時間とは逆の方向に動く傾向があるため、ロンドン時間開始前後でのトレードは注意しましょう。

例えば日中の東京時間で売りが進んでいた場合に、ロンドン時間開始から一気に上昇してＶ字回復することもあり、時間帯を把握してポジションを持つ必要があります。

また、アメリカ勢が参加するニューヨーク時間では21時～24時が最もトレードに適した時間となります。

スキャルピングではトレンド相場の流れに乗って「順張り」でトレードをしましょう。

相場が反転することを想定して反対のポジションを持つ「逆張り」で短時間での利益を考えている方もいるかもしれません。

しかし、トレンドの勢いが強い場合は反転せずに加速する可能性もあります。

小さな時間足は大きな時間足に引っ張られて動く傾向があるため、例えば1分足で下落トレンドが出ていた時に1時間足では上昇中であれば、売りポジションを取ってもすぐに上昇する危険性があります。

安全に短時間の利確を狙うためには日足、1時間足など中長期の時間足で全体の流れを掴み、1分足で「順張り」ポジションを持つようにしましょう。

全体の動きを把握するために、1時間足など中長期の時間足で何度も跳ね返している高値安値にレジサポラインを引いておきましょう。

「レジサポラインで跳ね返す」
「レジサポラインを抜けると大きく動く」
「レジサポラインを抜けると機能が反転する」

の特徴を利用してトレードします。

スキャルピングは1日に何度もトレードを繰り返す手法ですが、1分足チャートの流れだけで無暗にポジションを持つのではなく、中長期の時間足でレジサポラインの高値安値を引いた根拠のある取引をしましょう。

短時間でトレードを繰り返すスキャルピングは集中力と瞬発力、決断力が必要になります。

トレードのコツを掴むことができれば短い期間で資金を増やせる魅力がありますが、どんな人がスキャルピング手法に向いているのかご紹介します。

どんな時でもチャートを冷静に分析できる判断力が必要です。

思いがけず損切りをしてしまったときにヤケにならず、相場を見直して自分の反省点を見つけられる人はスキャルピング向きです。

どんな人でも損失があれば損切りをためらってしまい、利益が出ているときは早く決済してしまいたくなります。

しかし、その場の雰囲気に流されずに自分の決めたリスクリワードを冷静に守れる人であればトータルで利益を出すことが可能です。

スキャルピングでは瞬間的に判断してすぐにエントリー、決済をすることで利益を積み重ねていきます。

そのため、考えてからエントリーまで即断即決ができる性格の人に向いています。

逆にゆっくり物事を考える人ではチャンスを逃してしまいます。

相場は毎日変動していきます。毎日コツコツとチャートを分析してトレードを繰り返していくことで、スキルや経験は伸びていきます。

スキャルピングのコツはトレンド相場の流れに乗って順張りでエントリーすることですが、トレンドを判断するためには毎日の環境認識が大切となります。

是非今回ご紹介したコツをトレードの参考にしてみてください。

完璧な手法やリスクのない手法はありませんので、自分にスタイルに合ったトレードを目指していきましょう。