「FXのデイトレードではどの時間足を使えば良いのか?」
デイトレードを始めたばかりの人ですと時間足の選択に迷ってしまう人も多いようです。確かに時間足は複数ありますのでどれが良いのか迷ってしまうのも仕方ありません。
そこでこの記事では、FXのデイトレードで最適な時間足はどれかを解説します。
5分くらいでデイトレードに最適な時間足が理解できますのでぜひ参考にしてください。
目次
FXのデイトレードで最強の時間足とは
FXのデイトレードで最適な時間足は人によって異なります。
というのもデイトレードとひと口に言っても、人によってポジションを持つ時間が異なるからです。
デイトレードは1回のトレードを数十分~数時間にかけて取引する手法です。
よって、ポジションを持つ時間がAさんだと数十分程度、Bさんだと数時間と個人差が大きくあるのです。
そうしたことからどの時間足が最適なのかは人によって違い、一概には言えません。
とはいえ、一応の目安はありますので参考にしてみてください。
●短期
- 時間足:5分~15分
- メリット:1日に何度もチャンスが発生しやすい
- デメリット:ダマシが増える
●長期
- 時間足:30分~1時間足
- メリット:5分~15分よりもダマシが減る
- デメリット:チャンスが少ない。1日1回も無いケースも多々ある。
FXのデイトレードの時間足は組み合わせて使おう!
FXのデイトレードの時間足は複数組み合わせて使うのがおすすめです。
FXの時間足は大きな時間足の影響が受けるからです。
例えば、5分足で上昇トレンドだとしても1時間足で下降トレンドであれば、5分足の上昇は1時間足で言えば下降中の調整(戻り)であると考えられます。
調整終了後に再び下降することも考えられますので、買いでエントリーするのは得策ではありません。
そうしたことから、以下の手順で複数の時間足を使うのが良いのです。
- メインの時間足を決める
- メインよりも大きな時間足で相場環境を把握
①メインの時間足を決める
はじめにトレードするメインの時間足を決めます。
デイトレードですと先にお伝えしたとおり、短期なら5分~15分、長期なら30分~1時間足を選ぶのが良いでしょう。
この時間足はエントリーするタイミングを狙います。
②メインよりも大きな時間足で相場環境を把握
続いて、メインよりも大きな時間足も確認します。
例えば、メインが5分足であれば1時間足、メインが1時間足であれば日足を確認するのです。
- メイン足が5分~15分の場合:30分~4時間
- メイン足が30分~1時間の場合:4時間~日足
メインよりも大きな時間足も確認する理由は相場環境を把握するためです。
先にお伝えしたように、時間足によってトレンドが異なるケースがあります。大きな時間足のトレンドのほうが重要ですのでそれを把握しておくのです。
もし、大きな時間足のトレンドとメインの足のトレンドがバラバラであれば、しばらくは様子見したほうが良いです。
慣れてきたら3つ目の時間足も使う
2つの時間足を使うのに慣れてきたら、3つ目の時間足も使うのがおすすめです。
3つ目の時間足とはメインよりも小さな時間足です。
例えば、5分足であれば1分足、1時間足であれば15分足などになります。
メインよりも小さな時間足を使う理由はエントリーのタイミングを早くするためです。
メインの足でエントリータイミングを計っていると間に合わずに、トレードチャンスを逃してしまうことがあります。
そこでメインよりも小さな時間足を利用し、メイン足よりも素早くエントリーしようというのが狙いです。
ただし、小さい時間足ほどダマシに引っかかりやすくなるため、メイン足よりも小さな時間足はトレードに慣れてきてから採用するようにしてください。
FXのデイトレードをする上での5つの注意点
ここからは、FXのデイトレードをする上での注意点をお伝えしてきます。
- 逆指値注文を入れておく
- 損失額をしっかり把握しておく
- チャートが汚い場合はトレードしない
- ポジションを次の日に持ち越さない
- 途中で時間足を変更しない
上記に注意しておかないと大きな損を出したり、負けを連発したりしてあっという間に相場から退場なんてことにもなりかねません。
そのため、次章で詳細をしっかり確認しておいてください。
逆指値注文を入れておく
エントリーするときは同時に逆指値注文を入れておくようにしましょう。
逆指値注文とは損失を確定させるための注文です。
例えば、ドル円を105円で買ったとき104円まで下落したら損切りしたいとしましょう。
このとき、104円に逆指値注文を入れておけば、自動的に104円で損切りしてくれるのです。
そのため、逆指値注文を使えば損切りを自動化できます。
逆指値注文を使わないと、「チャートを見ていなくて損切りするタイミングを逃した」「相場が回復するかもしれないと思い損切りができなかった」このようなことがあります。
その結果、損が拡大してしまう恐れがあり、ヘタをすると口座資金を吹っ飛ばしてしまう恐れもありますので逆指値注文は非常に重要なのです。
損失額をしっかり把握しておく
エントリー前には損失額をしっかり把握しておくことも大事です。
損失額は損切りラインまでの幅や通貨量によって変ってくるからです。
毎回固定というわけではありませんので、エントリー前にしっかりと計算しておく必要があります。
損失額の計算方法は以下のとおりです。
損失額 =(売りレート-買いレート)× 通貨量
例えば、ドル円を1万通貨・101円で買い、100円で損切りする場合であれば以下のように計算します。
(100-101)×10,000=-10,000
上記の場合は10,000円の損失がでるということになります。
実際に損失額を計算するときは手動でするよりも、FX会社やFX関連のサイトにあるツールを使ったほうが楽なのでそちらのほうがおすすめです。
チャートが汚い場合はトレードしない
次のようにチャートが汚い(動きに規則性がない)ときは、トレードを見送ったほうが良いです。
チャートが汚いと方向間が見えずに売りと買いどっちらに進むか判断が難しいからです。
これはデイトレードに限らず、スキャルピングやスイングトレードでも共通ですので覚えておきましょう。
ポジションを次の日に持ち越さない
デイトレードではポジションを次の日に持ち越さないようにします。
デイトレードは基本的にその日の内にトレードを完結させる手法だからです。
「翌日以降に利益がでることもあるから、ポジションを閉じるのは勿体ないのでは?」と思うかもしれません。
確かに翌日以降に利益が上がることもありますが、それはいつになるか分かりません。1日である場合もあれば10日後であるときもあります。
その間、資金が動かせなくなりますので資金効率が悪いです。
そのため、当日中に利益がでないのであればさっさと手仕舞いして、翌日以降のトレードに備えたほうが良いのです。
H3 途中で時間足を変更しない
途中で時間足を変更するのは絶対NGです。
初心者の人が良くやってしまうダメなトレードが次のようなものです。
- 15分足で下降トレンドが出ていたからエントリー
- 15分足の下降トレンドが途中で崩れてしまった
- しかし、5分足では下降トレンドになっているのでそちらを目安にトレードを継続
上記の場合、15分足の下降トレンドが崩れたときにすぐ損切りして、トレードを終了すべきです。5分足では下降トレンドになっているからといってトレードを継続してはいけません。
最初に15分足を目安にしたのであれば、最後まで15分足を目安にトレードしないといけないのです。
途中で時間足を変更してしまうと最初に決めたトレード計画が破綻してしまいます。
まとめ
FXのデイトレードで最適な時間足は人によって異なるため、一概には言えません。
ただし、良く使われる時間足は次の4つになります。
- 5分足
- 15分足
- 30分足
- 1時間脚
また、時間足は2つ組み合わせて使うのがおすすめです。FXの時間足は大きな時間足の影響を受けるため、大きな時間足の分析も必要になるからです。
このため、メインを5分足にするなら30分足、メインが15分足なら1時間足もというように2つの時間足を使うと相場環境の把握がしやすくなり、トレードでも勝ちやすくなります。
その上で2つの時間足を使うのに慣れたら、メインよりも小さな足も使うと良いです。
そうすれば、メインの足よりも早いタイミングでエントリーすることができるようになります。
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