デイトレの逆張りがどのようなものかやエントリータイミング、おすすめのテクニカル指標、勝てないを防ぐ対策まで詳しくお伝えしています。
「FXのデイトレで逆張り手法を試してみたい!」という方向けの記事です。
お読み頂ければ、逆張りトレードを理解でき、実際のトレードに導入できるようになりますのでぜひ参考にしてください。
目次
はじめに逆張りを正確に理解しよう
まずは、逆張りがどのような手法なのかをしっかり理解しておきましょう。
逆張りとは、相場の流れに逆らってトレードする手法になります。
相場が上昇中であれば、上昇がストップして下落に転じするタイミングで売り注文を出します。
逆に相場が下降中であれば、下降がストップして上昇に転じるタイミングで買い注文を出すのです。
このように相場の流れに逆らってトレードするのが逆張り注文です。
デイトレの逆張りのメリット&デメリット
逆張りトレードにはメリットとデメリットがあります。
メリットとデメリットを理解しておかないと自分に合ったトレード手法なのかを判断できないため、しっかりと把握しておいてください。
逆張りのメリット
逆張りのメリットは上手くいけば大きな利益を狙えることです。
相場の転換点を狙って注文を出すため、順張りよりも早いタイミングでエントリーできます。
そのため、利益も大きくなりやすいのです。
逆張りのデメリット
逆張りのデメリットは損失拡大を招くことがある点です。
逆張りの場合、これから相場が反転するというシナリオでエントリーします。
よって、相場がさらに下がったとしてもその内に反転して上昇するだろうと思い、「ナンピン」して耐えようとする人も多いのです。
ナンピンとは、利益方向とは逆に動いたときにポジションを追加して保有ポジションの平均コストを下げる方法です。
例えば、ドル円を110円で1万通貨購入したときに105円まで下がった場合、105円で1万通貨購入すれば107.5円で購入したのと同じになり、平均コストが下がります。
予想どおり反転して上昇すれば問題ありませんがそうでない場合、さらにナンピンを繰り返す羽目になります。
結果、損失が大きくなり、場合によっては口座資金をすべて失い相場から退場という事態にもなりかねません。
デイトレの逆張りにおすすめなテクニカル指標
ここからは、デイトレの逆張りにおすすめなテクニカル指標を紹介していきます。
デイトレの逆張りにおすすめなテクニカル指標は次のようなオシレーター系指標です。
- RSI
- ストキャスティクス
上記の2つは相場の過熱感を現した指標であり、現在の価格が買われすぎか売られすぎかを見える化できるのです。
そのため、そろそろ相場が反転してきそうかを判断しやすい指標になります。
それぞれの指標については次章で詳しくお伝えしています。
RSI
RSIは設定期間中の上げ幅と下げ幅から相場の過熱感を現したインジゲーターです。
一般的に70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎと判断します。
ストキャスティクス
ストキャスティクスは設定期間の高値と安値から相場の過熱感を現す指標です。
一般的に80%以上が買われすぎゾーン、20%以下が売られすぎゾーンとします。
%Kと%Dの2本の線があり、以下のサインが出現したときはエントリーサインとして使われることが多いです。
- 20%以下で%Kが%Dを下から上に抜くと買いサイン
- 80%以上で%Kが%Dを上から下に抜くと売りサイン
FXでデイトレの逆張りをするタイミング
ここからは、FXでデイトレの逆張りをするタイミングを解説していきます。
まず大前提として逆張りする場合は「レンジ相場」に限定するようにしてください。
レンジ相場とは次のように方向感がなく、なおかつ価格の上限と下限がはっきりしている相場です。
レンジ相場で逆張りする理由は次の2つになります。
- レンジの上限と下限に達すると再びレンジに戻ってくることが多い
- トレンドに逆らってエントリーするのはおすすめできないため
レンジ相場では上限と下限に達すると再びレンジに戻ってくることが良くあります。よって、レンジの上限で売り、下限で買いという手法が取りやすいのです。
逆張りに限らずトレンドに逆らってエントリーするのはNGです。
トレンドが発生しているということはトレンド方向に勢いがあるということですので、その流れに逆らうのは得策ではありません。
それでは次章より、先に紹介したインジゲーターを利用し、具体的なエントリータイミングを解説していきます。
H3 RSIを使った逆張り手法
RSIを利用する場合、まず次の条件を満たしているかを確認します。
- 価格がレンジの上限に来ており、RSIの数値が50%以上
- 価格がレンジの下限に来ており、RSIの数値が50%以下
その上で「他のテクニカルツールでエントリーサインが出る」、「チャートパタンが出現する」といった、他の要素でも反転サインが確認できる状況になったらエントリーします。
例えば、ボリンジャーバンドであれば次のようなときがエントリーチャンスです。
買いの場合であれば、RSIが50%以下のときにボリンジャーバンドの-2σ(-3σでも可)にタッチしたらエントリーします。
売りであれば、RSIが50%以上のときにボリンジャーバンドの+2σ(+3σでも可)にタッチでエントリーします。
ストキャスティクスを使った逆張り手法
ストキャスティクスの場合、まず次の条件を満たしているかを確認します。
- 価格がレンジの上限に来ており、ストキャスティクスの数値が80%以上
- 価格がレンジの下限に来ており、ストキャスティクスの数値が20%以下
上記を確認できた後、以下のシグナルが出たらエントリーチャンスです。
売りであれば、以下のチャートのようにストキャスティクスの数値が80%以上で%Kが%Dを上から下に抜いたらエントリーします。
買いの場合であれば売りとは逆になり、ストキャスティクスの数値が20%以下で%Kが%Dを下から上に抜くエントリーサインです。
デイトレの逆張りで勝てないを防ぐための対策
ここからは、「デイトレの逆張りで勝てない」を防ぐための対策をお伝えしていきます。
解説中の対策を実行することで負けトレードを減らすことができますので、ぜひ参考にしてください。
大きなトレンドに逆らわない
大きなトレンドに逆らわないようにしましょう。
大きなトレンドとは日足や週足などの大きな時間足のトレンドです。
デイトレの場合、5分足や15分足などの小さな時間足を使う人が多いかと思います。
その点は問題ないのですが小さな時間足を採用するとしても、エントリーする方向は大きな時間足のトレンドと同じにすべきです。
理由は大きな時間足の影響は小さな時間足にも出やすいからです。
例えば、大きな時間足で上昇トレンドであれば、小さな時間足でも上昇することが多いんですね。
よって、大きなトレンドに逆らわないようにするのが得策になります。
値ごろ感でのエントリーは禁止
値ごろ感でのエントリーは禁止です。
値ごろ感とは、「そろそろ上がりそう・下がりそうと自分の感覚で決めてしまうこと」です。
トレード上級者の感覚であれば問題ないケースもありますが、そうでない人の感覚は当てになりません。
インジゲーターやチャートを参考にし、必ず根拠のあるトレードをするようにしてください。
損切り注文を設定する
逆張りでは損切り注文を設定しておくのも大事です。
事前に損切り注文を設定しておけば、指定レートに達した瞬間、自動的に損切りをしてくれます。
よって、「反転するかと思ってナンピンしてしまった」「チャートを見てなくて損切りのタイミングを逃した」といった失敗を防止できるのです。
ほとんどのFX会社では注文時に「逆指値注文」や「IFO注文」により、自分の好きな価格に損切り注文を入れられますので必ず設定しておきましょう。
まとめ
デイトレの逆張りは相場の転換点を狙うため、上手くいけば順張りよりも大きな利益を得られることがあります。
その反面、ナンピンを招きやすくなることがあるので気をつけておきましょう。
デイトレの逆張りをするならレンジ相場が最適で、次の2つのインジゲーターがおすすめです。
- RSI
- ストキャスティクス
上記2つのインジゲーターは相場の過熱感を確認でき、相場が反転するタイミングを掴みやすくなります。
なお、デイトレの逆張りをする際は次の3つを守るようにしてください。
- 大きなトレンドに逆らわない
- 値ごろ感でのエントリーは禁止
- 損切り注文を設定する
そうすることで負けトレードを減らし、利益を守ることに繋がります。
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