「FXのチャート分析が上手くできない・・・」
このようなときに気になるのが、「チャート分析におすすめのテクニカルツールはないか?」という点ではないでしょうか。
この記事では、FXのチャート分析に有効なテクニカルツールを6つ厳選して紹介しています。
どのテクニカルツールも初心者でもすぐ使いこなせ、少し使い方を覚えればチャート分析が1分で出来てしまいます。
使い方から手法、注意点などを詳細に解説していますのでぜひ参考にしてください。
目次
FXのチャート分析に使えるテクニカル6選&手法
FXのチャート分析に使えるテクニカルでおすすめなのは以下の6つです。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 水平線
- トレンドライン
- RSI
- ストキャスティクス
上記6つは使い方がとっても簡単であり、少し勉強するだけで初心者でもすぐに使いこなせるようになります。
次章で詳しく使い方や手法をお伝えしていますので参考にしてください。
移動平均線
移動平均線は設定期間の価格の平均値を表したインジゲーターであり、上記のように短期・中期・長期の1~3本のラインで平均値を表示します。
そんな移動平均線は相場の方向性や強弱を判断するのに役立ちます。
短期・中期の2本のラインを使用する際であれば以下のとおり。
- 短期・中期のラインの上に価格がある
- 短期ラインが中期ラインを下から上に抜いてクロスしている(ゴールデンクロス)
- 短期・中期のラインの下に価格がある
- 短期ラインが中期ラインを上から下に抜いてクロスしている(デッドクロス)
買い勢力が強いときであれば、以下のチャートのようになります。
売り勢力が強いときは上記のチャートとは逆です。
ちなみに移動平均線の設定期間は以下が目安になります。
- 短期:5・10・20・21・25
- 中期:50・60・75
- 長期:100・200
移動平均線の手法
移動平均線の手法は価格がラインにタッチしたときの反発を狙ったものです。
まず、以下の条件が整うまで待ちます。
- 買いの場合:価格がラインの上にあり、ゴールデンクロスしている
- 売りの場合:価格がラインの下にあり、デットクロスしている
買いのケースであれば、以下のチャートのように価格がラインの上にあり、ゴールデンクロスしている状況で価格がラインに戻ってきたときにエントリーします。
売りのケースであれば上記とは逆です。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは移動平均線の上下に標準偏差となる±1σ~3σを表示したインジゲーターです。
移動平均線を進化させたものであり、±1σ~3σに価格が収まる確立は統計学的に以下になるとされています。
- ±1σの範囲内に収まる確率:約68.3%
- ±2σの範囲内に収まる確率:約95.4%
- ±3σの範囲内に収まる確率:約99.7%
また、ボリンジャーバンドは相場の状況によって以下の3種類の形に変化するという特徴がありますので、覚えておけば相場の分析に役立ちます。
- スクイーズ
- エクスパンション
- バンドウォーク
スクーズはバンドが閉じた状態であり、値動きの少ないレンジ相場だと判断できます。
エクスパンションはバンドが拡大した状態であり、値動きが活発化したことから価格が大きく動く可能性があると判断します。
バンドウォークは±2σに沿って価格が並んでいる状態です。
バンドウォークが発生しているときは価格が一方的に動いているケースが多く、トレンド相場だと判断できます。
なお、ボリンジャーバンドの設定期間は一般的に「20」や「21」が良く使われます。
ボリンジャーバンドの手法
ボリンジャーバンドは「バンド内に価格が納まる可能性が高い」というテクニカルですので、その特徴を活かした手法がおすすめです。
例えば、スクイーズしているとすれば+1σ~3σのタッチで売り、-1σ~3σのタッチで買いという手法が取れます。
このようにボリンジャーバンドは、価格がバンドのタッチでエントリーするという手法を取ると良いでしょう。
水平線
水平線は価格が何度も反発しているポイントに引く水平のラインです。
水平線で分かるのは「多くのトレーダーに注目されている価格帯」です。
多くのトレーダーに注目されている価格帯はそこを目安にトレードする人が多く、沢山の注文が入っています。
よって、価格が近づくと反発や停滞といった現象が起きやすくなるのです。
そのため、水平線を引いておけばどこで価格のアクションが起きるのか分かりやすくなり、トレード計画を立てやすくなります。
水平線の手法
水平線の手法は価格がラインにタッチしたらエントリーするというものです。
先にお伝えしたように水平線では価格の反発や停滞が起きやすいという特徴があるため、それを根拠にトレードするのです。
トレンドライン
トレンドラインは、トレンド中の価格の高値と高値(安値と安値)に引くラインです。
トレンドラインでは、トレンドの強弱や反発ポイントを確認しやすくなります。
ラインの傾きが急なほど強いトレンドだと判断でき、ラインに価格が戻ってくると反発することが多々あるからです。
トレンドラインの手法
トレンドラインの手法は、以下のようにラインに価格が戻ってきたときの反発を狙うというものです。
トレンドラインも水平線と同じく、大勢のトレーダーに注目されていますのでラインを目安にトレードする人が多いです。
よって、ライン付近には注文が沢山入っており、価格がラインに戻ってくると反発するという特徴があります。
RSI
RSIは一定期間の上げ幅と下げ幅から相場の過熱感を数字で表すインジゲーターです。
一般的に70%以上だと買われすぎ、30%以上だと売られすぎとし、価格の反転が起こる可能性があると判断します。
なお、RSIの設定値は一般的に「14」が多いです。
RSIの手法
RSIの手法は価格が一定値を超えたら、エントリーするというものです。
例えば、買いのケースであればRSIが70%以上になったら、売りでエントリーするという手法があります。
ただし、RSIの数値だけでは根拠が薄いため、エントリーサインとするのはあまりおすすめできません。
他のインジゲーターやチャートパターンなどを合わせて判断するほうが得策です。
ストキャスティクス
ストキャスティクスは、一定期間の高値と安値から価格の過熱感を表したテクニカルツールです。
ストキャスティクスもRSIと同じく、買われすぎと売られすぎを数値で確認できます。
なお、一般的に使われるストキャスティクスの設定期間は以下のとおりです。
- %K:5・9・14
- %D:3
ストキャスティクスの手法
ストキャスティクスの手法は以下のとおりです。
- 買いの場合:20%以下で%Kが%Dを下から上に抜く
- 売りの場合:80%以上で%Kが%Dを上から下に抜く
買いの場合であれば、20%以下で%Kが%Dを下から上に抜いたらエントリーチャンスです。
売りは買いとは逆で、80%以上で%Kが%Dを上から下に抜いたいときがエントリーチャンスになります。
テクニカルは組合わせて使うのがおすすめ!
ここまでの解説で、FXのチャート分析におすすめのテクニカルツールを紹介しました。
紹介したテクニカルツールは単体でも有効ですが、他と組み合わせることでさらに有効度をアップできます。
そこでこの章では、複数のテクニカルツールを組み合わせた手法を紹介しておきますのでぜひ参考にしてください。
トレンドライン+ストキャスティクス
トレンドラインとストキャスティクスでは、以下の条件が整ったらエントリーします。
- 価格がトレンドラインにタッチする
- ストキャスティクスが20%以下で%Kが%Dを下から上に抜く
- 価格がトレンドラインにタッチする
- 80%以上で%Kが%Dを上から下に抜く
買いのケースを実際のチャートで確認してみると以下のとおりです。
価格がトレンドラインにタッチしており、なおかつストキャスティクスが20%以下でクロスしていますので、ひとつのテクニカルよりも信頼度が上がります。
水平線+移動平均線
水平線と移動平均線を使ったトレードでは、以下の条件が整ったらエントリーチャンスです。
- 価格が水平線にタッチする
- 移動平均線のゴールデンクロスが発生する
- 価格が水平線にタッチする
- 移動平均線のデットクロスが発生する
以下のチャートでは水平線の付近で何度も跳ね返された後、移動平均線がゴールデンクロスしています。
水平線のタッチ&移動平均線のゴールデンクロスという2つの根拠でエントリーできるため、1つのテクニカルを使用するときよりも信頼度が高いです。
FXをテクニカル分析でトレードする際の注意点5つ
FXをテクニカル分析でトレードする際は注意点があります。
- 過信し過ぎない
- なるべく大きな時間足を参考にする
- 使うものは必要最小限にする
- 時間足を変えない
- ロウソク足の勉強もしっかりする
上記の注意点を知っておかないとチャート分析が上手くいかず、負けトレードを連発してしまう可能性が上がります。
そのため、次章で詳細を確認しておいてください。
過信し過ぎない
テクニカル分析は過信しすぎてはいけません。
100%的中するものはなく、ダマシも頻繁に発生します。
負けることもあると頭に入れた上でトレード計画を立てるようにしてください。
なるべく大きな時間足を参考にする
テクニカル分析はなるべく大きな時間足を参考にするのがおすすめです。
大きな時間足のほうが影響力が強く、相場も大きな時間足の方向性に進みやすいからです。
例えば、5分足よりも1時間足、1時間足よりも日足というように大きな時間足のほうが影響力が強く、テクニカルの結果も信憑性が高いんですね。
このため、テクカル分析をするときはなるべく大きな時間足を参考にしたいです。
使うものは必要最小限にする
使用するテクニカルツールは必要最小限にしましょう。
多くのテクニカルツールを使用すると返ってチャートが見づらくなるからです。
以下のチャートをご覧ください。
ごちゃごちゃとしてすごく見づらいですよね。
このように、多数のテクニカルツールを使用してしまうとチャートが見づらくなってしまうのです。
使用するテクニカルツールは多くても3個までにしておくのがおすすめです。
時間足を変えない
途中で時間足を変えないことも重要です。
例えば、「エントリーチャンスを待っていても中々訪れない・・・」ということがあります。
そんなとき他の時間足を見るとエントリーシグナルが出ていることも。
しかし、最初に決めた時間足以外のエントリーシグナルでエントリーはしてはいけません。
それをやってしまうと、トレード計画が破綻してしまうからです。
トレード計画を守らずにトレードしていると、トータルでは絶対に勝てません。
我慢するのは辛いですが、最初に決めた時間足以外のエントリーシグナルは見送るようにしましょう。
ロウソク足の勉強もしっかりする
インジゲーターだけでなく、ロウソク足の勉強もしっかりするようにしましょう。
インジゲーターはロウソク足をもとに算出されたものにしか過ぎないからです。
ロウソク足をきちんと勉強しておかないと、インジゲーターがなぜそう動くのかやどんな役割を持っているのかを完全に理解できません。
それではトレーダーとして成長がやがて止まってしまいます。
このため、ロウソク足の勉強もするようにしてください。
まとめ
今回紹介した6つのテクニカルツールを使いこなせるようになれば、チャート分析が格段に上達し、勝ちトレードの数も増やせます。
全部使いこなす必要はありません。
いくつか試ししてみて「これは!」と思ったものを何度も使用してみましょう。
そして最終的に2~3個程度使いこなせるようになればOKです。
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