FX初心者におすすめの通貨ペアは？【どれで取引すれば良いか解決！】

FXで通貨ペア選びは非常に重要です。

とくにFX初心者ならなおさら！経験やスキルが未熟な内は適さない通貨ペアが沢山あるからです。

そこでこの記事では、FX初心者におすすめの通貨ペアを紹介していきます。

はじめにメジャー通貨とマイナー通貨を覚えよう！

FXにはメジャー通貨とマイナー通貨があります。

まずはこの2つの違いを覚えておきましょう。

メジャー通貨とは

メジャー通貨とは、一般的に取引量や取引参加者の多い通貨のことを指します。

代表的な通貨ペアは以下のとおり。

特に「米ドル・ユーロ・円」は三大通貨とも呼ばれ、活発に取引されている通貨です。他の通貨よりも情報も得やすく取引もしやすいです。

マイナー通貨とは

マイナー通貨とは、メジャー通貨以外の通貨のことを指します。

例えば、次のような通貨です。

マイナー通貨は取引量や取引参加者が少なく、値動きも荒いです。国の情報を仕入れるのも

一苦労なため、初心者にはやや敷居が高いです。

FX初心者はメジャー通貨で取引するのがおすすめ！

FX初心者はマイナー通貨を避け、メジャー通貨を選択するのがおすすめです。

例えば、ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルなどのメジャー通貨どうしの通貨ペアを選ぶのです。

こうした通貨ペアは以下の特徴があるため、初心者でも取引がしやすいというメリットがあります。

取引量が多い

取引量が多いと値動きが安定しています。

値動きが安定しているということは値動きに法則性があり、特徴も掴みやすいことを意味します。クセやパターンなども把握しやすく、それだけ勝ちやすいです。

また、テクニカル分析が機能するか否かも値動きの安定性が重要です。

テクニカル分析は過去の値動きから相場を予測するため、値動きが安定していないと機能しにくいという欠点があります。

しかし、取引量がメジャー通貨であればそうした問題が解消されます。

ボラティリティがある

メジャー通貨は「ボラティリティ」がそれなりに安定してあるため、トレードがしやすいです。

ボラティリティとは、価格の変動幅のことです。

トレードするためにある程度は相場が動く状況でないといけません。そこで重要なのがボラティリティなのです。

ボラティリティが低い通貨を選んでしまうと、なかなかトレードチャンスが来ません。マイナーな通貨は取引量が少ないため、相場が全然動かないなんてことも多々あります。

それに対して、メジャー通貨は取引量が多くボラティリティも安定しています。トレードチャンスの数もマイナー通貨よりずっと多めです。

スプレッドが狭い

メジャー通貨どおしの通貨ペアは「スプレッド」が狭いです。

例えば、ドル/円であれば、0.2銭という狭いスプレッドを採用しているFX会社も多くあります。

それに対して、マイナー通貨が絡んだ通貨ペアはスプレッドが広い傾向にあります。

実際、両者のスプレッドがどう違うのか確認してみましょう。

※表は「LION FX」のスプレッド

上記はあくまで一例ではあるものの、大きな差があるのが分かるかと思います。

ほとんどの場合、メジャー通貨どおしの通貨ペアよりも、マイナー通貨が絡んだ通貨ペアよりもスプレッドが広くなります。

スプレッドは実質的な取引コストなため、できる限り狭く抑えたいです。とくに短期トレードする場合は広いと話しになりません。

短期トレードでは利益目標が10pipsや20 pipsなどと小さめなため、スプレッドが広すぎると一気に勝ちづらくなってしまうからです。

例えば、利益目標が10pipsのときスプレッド0.2pipsと5 pipsの通貨ペアでトレードするのでは、圧倒的に後者のほうが不利です。

スプレッド0.2pipsのケースだと10.2pipsの順行で目標達成ですが、スプレッド5 pipsのケースだと15 pips順行しないと目標達成できません。

FX初心者におすすめする通貨ペアはこの3つ

ここまでお伝えしてきたように、FX初心者はメジャー通貨でトレードするのが向いています。

メジャー通貨の中でも、以下の3つの通貨ペアはとくに初心者におすすめです。

ドル/円（USD/JPY）

ドル/円は日本人にとっても最も馴染み深く、初心者にも一番トレードしやすい通貨ペアです。

多くのFX会社で極狭のスプレッドが採用されており、日本のFX会社であれば、0.2銭というところが多いです。

取引量や市場参加者も非常に多く、値動きも安定しており、テクニカル分析も機能しやすいのもメリット。

米国と日本の経済や社会情勢などの情報については簡単に手に入るため、ファンダメンタル面の分析を行ないやすいところもおすすめポイントです。

ユーロ/円（EUR/JPY）

初心者におすすめのクロス円の通貨ペアがユーロ/円です。

ユーロ/円は米ドルに次ぐ取引量を持つユーロのクロスということもあり、値動きが安定しており、テクニカルも機能しやすく、初心者にも扱いやすい通貨ペアです。

スプレッドも狭く平均は0.4～0.6銭になります。

ファンダメンタル面は、米国・日本・ユーロ圏（おもにフランスやドイツ）に注目しておけば良いため、そこまで難しくはないでしょう。

ユーロ/ドル(EUR/USD)

ユーロ/ドルは世界で一番取引量が多い通貨ペアです。

取引量が多いため値動きの安定度はピカイチで、テクニカル分析との相性も非常に良いです。値動きにクセがないため、特徴やパターンを掴みやすい通貨ペアかと思います。

また、一度トレンドが発生するとそのトレンドが長く続くのも特徴のひとつです。

スプレッドも狭い傾向にあり、平均は0.3～0.5pipsになります。

ファンダメンタル面に関しても、米国とユーロ圏（おもにフランスやドイツ）のみで良いため、情報を入手しやすく、初心者でも取り組みやすいでしょう。

FX初心者が注意すべき通貨ペアはこの2つ

FX初心者が注意すべき通貨ペアについても解説しておきます。以下の2つの通貨ペアはFX初心者にはおすすめできないため、注意してください。

英ボンド系の通貨ペア

英ボンド系の通貨ペアはFX初心者が手を出すのはおすすめしません。

値動きが荒くハイリスク＆ハイリターンのトレードになることが多いからです。

ボンド/円やユーロ/ポンドなどの英ボンド系の通貨ペアはボラティリティが高い傾向にあり、値動きも荒いです。

勝てれば他の通貨ペアよりも大きな利益を得られますが、負けたときの損失も大きくなります。

経験値やスキルが足りていない初心者のときは負けやすいため、ハイリスク＆ハイリターンのトレードをするのは危険です。

あっという間に資金を無くす恐れがあるため、英ボンド系の通貨ペアは避けたほうが無難です。

高金利の通貨ペア

高金利の通貨ペアもリスクが高いため、おすすめできません。

高金利の通貨ペアとは、以下のようなスワップポイントが高い通貨ペアです。

上記のような通貨ペアは通貨間に金利差があり、それが利益になります。これをスワップポイントと呼びます。

スワップポイントはポジションを保有しているだけで得られるため、大変お得です。その点にメリットを感じて高金利の通貨ペアを保有する人もいるでしょう。

しかし、高金利の通貨ペアは以下のような理由があるため、初心者にはおすすめできないのです。

場合によっては保有したポジションが大きく逆行してしまい、大きな損失を出してしまうことがあります。

トレード経験の浅い初心者にはリスクが高すぎるため、手を出すのはもう少しトレードに慣れてからにしたほうが良いです。

まとめ

FX初心者はメジャー通貨で取引するのが向いており、中でも次の3つの通貨ペアをおすすめします。

これら3つの通貨ペアは以下の特徴が優れているため、FX初心者におすすめできるのです。

なお、逆にFX初心者におすすめできないのは次の2つの通貨ペアですので気をつけてください。

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