FXにおいて「トレンドフォロー」は基本中の基本であり、稼ぐための必須技能です。
そこでこの記事では、トレンドフォローの手法について解説。
初心者が覚えるべき2つのパターンに絞ってお伝えしていますので、トレンド相場でどのようにエントリーすべきかすぐにマスター可能です。
また、トレンドの定義や勝率を上げるコツ、トレンド転換についてもお伝えしていますので、トレンドフォローの実力がアップすること間違いなしです。
目次
はじめにトレンドの定義を完璧に理解しよう！
トレンドの定義を理解しておかないと、トレンド相場か否か判断できないため、しっかりと確認しておく必要があります。
トレンドの定義は以下のとおりです。
- 上昇トレンド：前回の高値と安値をともに切り上げる
- 下降トレンド：前回の高値と安値をともに切り下げる
上昇トレンドの場合は前回の高値と安値をともに切り上げている状態を指します。
下降トレンドの際は前回の高値と安値をともに切り下げている状態です。
この条件を満たしていない場合はトレンド相場と呼べませんので、しっかりと頭に入れておいてください。
それでは次章より、トレンドフォローの手法を紹介していきます。
FXトレンドフォローの手法1：押し目買い＆戻り売り
トレンドフォローの手法の１つめは「押し目買い」と「戻り売り」です。
押し目買いと戻り売りとは、トレンド中の調整を狙った手法です。
トレンドといってもずっと同じ方向に進むわけではありません。
上昇時であれば一時的に下降することがあり、下降時なら一時的に上昇することがあるのです。
しかし、トレンドは継続する可能性が高いため、一時的な逆行があっても再びトレンド方向に進みやすいです。
そうした一時的な逆行からの反転を狙うのが押し目買いと戻り売りになります。
詳しくは次章でお伝えしていますのでそちらをお読みください。
押し目買い
押し目買いは以下のように上昇時の一時的な下落からの反転を狙います。
上記のように上昇中に下落してきた後、その下落が止まり反転の兆しが見えたらエントリーするのが基本です。
例えば、陽線の出現やダブルボトム、逆ヘッドアンドショルダーなどの上昇パターンが出現するなどですね。
戻り売り
戻り売りは次のように下降時の一時的な上昇からの反転を狙います。
上記のように下降中に上昇した後、その上昇が止まり反転しそうになったエントリーするのが基本です。
例えば、陰線の出現やダブルトップ、ヘッドアンドショルダーなどの下降パターンが出るなどの状況になります。
FXトレンドフォローの手法2：ブレイクアウト
トレンドフォローの手法2つ目は「ブレイクアウト」です。
ブレイクアウトでは前回の高値＆安値を超えたところでエントリーします。
詳しくは次章でお伝えしています。
買いのケース
買いのケースであれば、前回の高値を超えたところがエントリーポイントです。
前回の高値を超えると「トレンドが継続する」と判断して売買するトレーダーが多くいるため、レートが延びやすくなるのです。
その動きを狙うようにします。
売りのケース
売りのケースでは前回の安値を超えたところでエントリーします。
前回の安値を超えるとトレンドの継続を確信した多くのトレーダーが売買するため、下落しやすくなるのです。
その動きに追従できるようにエントリーします。
トレンドフォローの勝率を上げる2つのコツ
この章では、トレンドフォローの勝率を上げる2つのコツをお伝えしていきます。
- 上位足の確認
- インジゲーターの採用
上記の2つを採用すれば、トレンドフォローの勝率を上げることに有効であり、トレードで勝てる可能性が上がります。
次章で詳しく解説していますので目を通しておいてください。
上位足の確認
メインの時間足以外に「上位足」の確認をするとトレードの勝率が上がります。
上位足とはトレードする時間足よりも大きな時間足です。
仮に5分足でトレードするなら、1時間足や日足などを指します。
上位足を確認する理由は相場全体の流れを把握しやすくなるからです。
小さな時間足は大きな時間足の一部を拡大したものにしか過ぎません。
上記のような状態であるため、上位足を確認しておけば相場全体の流れが把握しやすくなり、エントリーの精度も上がるのです。
そのため、上位足の確認もしておくべきなのです。
インジゲーターの採用
インジゲーターを採用をするのもおすすめです。
インジゲーターを採用すれば相場分析がしやすくなったり、さらに深い分析が可能になるからです。
例えば、「RSI」を使うとしましょう。
RSIは相場の過熱感を数値で表示してくれるため、レートの勢いが分かりやすくなります。
そのため、押し目買いや戻り売りをするときに反転しそうか否かの目安にすることが可能なのです。
こうした理由があるため、インジゲーターを採用するとトレンドフォローの勝率を上げることができる可能性があるのです。
トレンドはいずれ終わる！転換サインも知っておこう
トレンドはずっと続くわけではありません。
いつかは終了し、その後はレンジになったり、逆のトレンドが発生したりします。
よって、どのようになったらトレンドが終了するのかを知っておく必要があります。
次章でトレンドが終了するサインを解説していますので、確認しておき覚えておいてください。
上昇トレンドの終了サイン
上昇トレンドの終了サインは「押し安値」を割ってしまったときです。
押し安値とは、直近高値をつける基点になったポイントになります。
この押し安値よりも高値が下になった場合はトレンド終了と判断します。
下降トレンドの終了サイン
下降トレンドの終了サインは「戻り高値」を割ってしまったときです。
戻り高値とは、直近安値をつける基点になったポイントを指します。
この戻り高値よりも安値が上になった場合、トレンドが終了したと判断します。
まとめ
- 上昇トレンドの定義は前回の高値と安値をともに切り上げること
- 下降トレンドの定義は前回の高値と安値をともに切り下げること
- トレンドフォロー手法は「押し目買い＆戻り売り」・「ブレイクアウト」が基本
- 「上位足の確認」と「インジゲーターの採用」がトレンドフォローの勝率を上げるコツ
- 上昇トレンドの終了サインは「押し安値」を割ってしまったとき
- 下降トレンドの終了サインは「戻り高値」を割ってしまったとき
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