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FXの取引方法や勝ち組になるためのルールを解説

FXのことが右も左も分からないという初心者の方はFXはどんな取引を行って、勝ち組になるためにはどうすれば良いのかという疑問があるかと思います。

そこでこの記事ではFXの詳細や取引方法、勝ち組になるためのルールなど、FX初心者が気になる疑問を分かりやすく解説。

この記事ひとつでFXについて理解でき、勝ち組トレーダーになるためにどうすれば良いのかまで学べます。

当記事を読んで、FXをはじめるための準備を完璧に整えてください。

目次

FXとはこんな投資方法【覚えておく用語5選】

最初にFXがどのような投資方法なのかを解説しておきます。

FXとは、「フォーリン・エクスチェンジ(Foreing Exchange)」の略称であり、日本語では「外国為替証拠金取引」と言います。

2国間の為替レートの差を利用して利益を上げる投資方法であり、例えば「ドル円」であれば次のとおりです。

  • ドルが強いと思った場合:ドル買い円売り
  • 円が強いと思った場合:円買いドル売り

上記のようにトレードして利益を上げるのがFXの基本になります。

そんなFXを始めるなら、次の6つの用語だけは最低限覚えておく必要があります。

  • 証拠金
  • レバレッジ
  • スプレッド
  • スワップポイント
  • 証拠金維持率
  • 強制ロスカット

それぞれの用語については次章で詳しくお伝えします。

証拠金

証拠金とは、トレードをするためにFX会社に預けるお金のことです。

FXは口座の資金を担保にしてトレードをします。そのお金を証拠金と呼ぶのです。

よって、証拠金は担保のようなものと思っておいてください。

レバレッジ

レバレッジとは、証拠金の何倍もの取引ができる仕組みのことです。

レバレッジは日本語で「てこの原理」や「てこの作用」などの意味であり、FXにおいても同じ意味を持ちます。

例えば、レバレッジ25倍であれば、証拠金の25倍までの取引が可能になるのです。よって、証拠金が100万円であれば、2,500万円の取引ができます。

ちなみに国内業者のレバレッジは最大25倍です。

それに対して海外業者は制限がなく、3,000倍などの業者も存在します。

業者名最大レバレッジ
FBS3,000倍
GEMFOREX1,000倍
XM888倍

スプレッド

スプレッドとは、通貨ペアの「Bid(売値)」と「Ask(買値)」の差額であり、実質的な取引手数料です。

FX会社の通貨レートは以下のように表示されます。

上記のようにBidとAskには差があり、その差額がスプレッドとなるのです。先の図であれば、中央の0.2がスプレッドです。

スプレッドは狭ければ狭いほどトレードで有利になります。ポジションを建てるとスプレッド分だけマイナスでスタートとなるからです。

例えば、スプレッドが1.0pipsならポジションを建てた価格の-1.0pipsでスタートとなるのです。(売りの場合は+1.0pips)

よって、スプレッドの分だけ利益目標に遠くなってしまうんですね。

利益目標が10pipsのケースで比較
  • スプレッド0.2銭の場合
    10pips+0.2銭=10.2
    利益目標まで10.2pips  
  • スプレッド1.0銭の場合
    10pips+1.0銭=11
    利益目標まで11pips

とくにスキャルピンやデイトレードのような短期手法では、スプレッドが広いと利益目標に達する前に損切りラインに引っかかる可能性が上がります。

このため、できる限りスプレッドが狭い業者を選びたいです。

ちなにドル円ですと次のような業者がおすすめです。

業種名スプレッド
SBI FXトレード0.09銭
セントラル短資FX0.1銭
GMOクリック証券0.2銭
※2021年11月10日時点

スワップポイント

スワップポイントとは、2国間の金利差で得られる利益のことです。「インカムゲイン」とも呼びます。

例えば、「楽天証券」を例にすると1万通貨あたりのスワップポイントは以下のようになっています。

通貨ペアスワップポイント(買いの場合)
トルコリラ/円(TRY/JPY)40円
人民元/円(CNH/JPY)20円
メキシコペソ/円 (MXN/JPY)14円

楽天証券なら上記のスワップポイントがほぼ毎日受取れます。

ポジションを次の日に持ち越さないスキャルピングやデイトレードではあまり関係ありませんが、長期間保有するトレード手法ではスワップポイントを目当てにするのも良いでしょう。

ただし、スワップには「マイナススワップ」もあるので注意です。

マイナススワップとは、2国間の金利差がマイナスであるとき、損失が発生してしまうことです。

例えば、楽天証券ならトルコリラ/円を売ると、1日あたり100円の損失が発生してしまいます。

そのため、長期保有するトレードするときはマイナススワップが発生しないかも確認しておいてください。

証拠金維持率

証拠金維持率とは、必要証拠金に対する純資産の比率になります。

計算式は以下のとおり。

証拠金維持率の計算式

証拠金維持率 = 有効証拠金÷必要証拠金×100(%)  

  • 有効証拠金=証拠金+保有しているポジションの損益
  • 必要証拠金=ポジションを建てるための証拠金

例えば、有効証拠金が90万円のとき、必要証拠金が3万円であれば以下のように計算します。

90万÷3万円×100=3,000

上記のケースの証拠金維持率は3,000%です。

証拠金維持率が重要なのは、「強制ロスカットまでどのくらい余裕があるか?」という点を確認するためです。

強制ロスカットについては次章で詳しくお伝えしています。

強制ロスカット

強制ロスカットとは、現在保有しているポジションをすべて強制的に決済されてしまうことです。

FX会社は証拠金維持率が一定の水準に達したとき、強制ロスカットを発動するようにしています。

■各社の強制ロスカット水準

業者名強制ロスカット水準
DMM FX証拠金維持率50%以下
GMOクリック証券証拠金維持率50%以下
LION FX証拠金維持率100%以下

強制ロスカットをする理由はトレーダーの資産を守るためです。

強制ロスカットがないと相場が急激に動いたとき、資産がマイナスになってしまい借金を背負ってしまう可能性があります。

よって、証拠金維持率が一定の水準になると強制ロスカットを発動させるようにしているのです。

FXの取引方法はたったの3ステップ!

ここからは、FXの取引方法について解説していきます。

FXの取引方法はとてもシンプルで次の3ステップで完了します。

  1. 通貨ペアの選択
  2. 取引数量の決定
  3. 売りか買いかを選ぶ

はじめに取引する通貨ペアを選びます。取引できる通貨ペアはFX会社によって違うので、口座開設前に確認しておきましょう。

続いて取引数量を決定します。取引数量もFX会社によって違い、最低1通貨から取引できる会社もあります。

最後に売りか買いかを選べば取引が成立します。「Bid」が売りで「Ask」が買いなので間違えないようにしてください。

FXは勝てないようにできているという噂は本当か

FXは勝てないようにできている」ネット上にはこんな噂も流れています。

結論から言いますと、FXが勝てないようにできているなんていうことはありません。

その証拠に、2018年4月に金融先物取引業協会が発表した「FX実態調査」によると年間で利益を出している人の割合は60.3%とのこと。

調査した人の6割が年間で利益を上げているのです。

負けているトレーダーの損失額について

FXは負けたときに大きな損失を出すのでは?」と不安がある人もいるでしょう。

実際にネット上ではFXについて、「大きな借金を背負う可能性があり、危険なのでやるべきではない」などの噂があります。

では、実際のところどうなのでしょうか。

「FX実態調査」の年間の損失額が参考になるので確認してみましょう。

金額年間の損失額
0~20万円未満28.4%
20万円以上~50万円未満5.9%
益額50万円以上~100万円未満2.2%
利益額100万円以上3.2%

年間の損失額は0~20万円未満という人が多いため、負けている場合でも多額の損失を出すケースは少ないと判断できます。

また、「証拠金として業者に預け入れた資産以上に損失を被った(損失となった)ことがありますか?)」という質問については、「ない」と回答した人が全体の75.4%です。

このことから、FXはネット上で囁かれているような危険な投資方法ではないと分かります。

FXで勝ち組になるために厳守すべき7つのルール

FXで勝ち組になるには厳守すべきルールが7つあります。

FXで勝ち組になるためのルール
  • レバレッジを掛けすぎない
  • ナンピンをしない
  • 取引ルールを守る
  • 損切りラインを設定する
  • 無理にトレードしようとしない
  • 自分に合ったトレードをする
  • チャート分析の勉強をする

上記のルールを守ってトレードすることで勝ち組になれる可能性が上がりますので、次章で詳細を確認しておいてください。

レバレッジを掛けすぎない

レバレッジを掛けすぎないようにしましょう。

「早く稼ぎたい!」と焦ってしまう人ほどレバレッジを大きくして、利益を増やそうとします。しかし、レバレッジを大きくすると負けたときの損失も大きくなります。

トレードは100%勝てるわけではないため、負けたときのことも考えないといけません。高レバレッジでトレードしていると、負けが連続したときにあっという間に資金が枯渇します。

よって、レバレッジは掛けすぎないようにしないといけないのです。

デイトレードやスキャルピンであれば、レバレッジは最大でも10倍。初心者であれば慣れるまで2~3倍にしておくのがおすすめです。

ナンピンをしない

基本的にナンピンは禁止です。

ナンピンとは、ポジションが逆行したときに買い増しして平均コストを下げるにする手法になります。(売りの場合は売り増しして平均コストを上げる)

例えば、ドル円を105円で1万通貨買った場合、100円まで下落したとしましょう。

このときに100円で1万通貨買うと「105+100÷2=102.5」となり、102.5円でポジションを建てたと同じことになります。

このようにしてポジションの平均コストを下げるのがナンピンです。

ナンピンがなぜダメなのかというと、損失が拡大してしまうことがあるからです。

ナンピンして相場が回復すれば良いですが、そうならない場合はさらにナンピンしなくてはいけません。

その結果、損失額が拡大して最後は強制ロスカットということも珍しくないのです。

「下手なナンピンはすかんぴん」なんて格言もありますので、とくに初心者はナンピンに手を出すべきではありません

取引ルールを守る

一度決めた取引ルールはしっかり守るようにしてください。

例えば、トレンド中に移動平均線のタッチでエントリーという手法をとるなら、そのルールを破ってはいけません。

エントリー条件が整うまでひたすら待ち、それ以外の場面では見送るようにするのです。

つまり、機械的に淡々とトレードするということですね。

そうすることで感情に左右されないトレードが可能となり、勝てる可能性も上がります。

損切りラインを設定する

エントリー前には「損切りライン」を必ず設定するようにしましょう。

損切りラインとは、この価格に達したら決済してトレードを終了するというラインです。

例えば、ドル円を100円で購入したとき99円まで下落したらトレードを終えたいなら、99円が損切りラインになります。

損切りラインを事前に設定しておかないと、「どこまで逆行したらトレードを終了するのか?」という点が曖昧になり、損失拡大を招きやすいです。

また、損切りラインを設定したら、エントリーと同時に「損切り注文」も発注しておくようにしましょう。

そうしておけば、価格が損切りラインに達した瞬間に自動で決済してくれます。

無理にトレードしようとしない

FXで勝つには無理にトレードしないというのも大事です。

「チャートが汚くて方向間が分からない」「疲れていて集中力がない」「やる気がおきない」といようなこともあります。

このようなときは無理にトレードしても良い結果を生まないことが多いため、トレードを見送ったほうが良いです。

自分に合ったトレードをする

自分に合ったトレードをするのも重要です。

FXには様々な手法がありますが人によって適正があります。

いくら勝率が高くても自分に合わないと感じる場合は、別の手法を探したほうが良いです。

我慢してトレードしていてもいつかはモチベーションの低下に繋がり、やがてはトレードの実力が停滞や退化してしまうことがあるからです。

チャート分析の勉強をする

FXの勉強をするなら、まずは「チャート分析(ロウソク足)」をするのが大事です。

インジゲーターの勉強から始める人が多いですがそれはおすすめできません。インジゲーターはチャートの動きで出来ているからです。

例えば、移動平均線であれば設定期間中のロウソク足の平均値を表示した指標です。

RSIであれば、設定期間中のロウソク足の上げ幅と下げ幅から、相場の過熱感を現します。

端的に言ってしまえば、インジゲーターはロウソク足の動きをさらに分かりやすくしたものでしかありません。

よって、ロウソク足がどのようなものなのかを知っておかないと、インジゲーターの動きをちゃんと理解することができないのです。

このため、しっかりとチャート分析の勉強をしておくことが必須になります。

FXはこんな人におすすめ!

ここまでの解説で、FXがどのような投資方法かや勝つためのルールは理解してもらえたかと思います。

そんなFXは次のような方におすすめです。

  • 少ない資金で効率良く投資がしたい
  • 手軽に為替投資がしたい
  • 機械的に淡々とトレードできる

FXはレバレッジにより実際の資金よりも大きな金額で取引できますので、少ない資金で効率良く投資がしたい人に向いています。

簡単な手順で様々な通貨ペアに投資ができますので、手軽に為替投資がしたいという人にもおすすめです。

また、資質的な意味では「機械的に淡々とトレードできる人」に最適。

FXでは事前に決めたトレードルールを厳守することが重要ですので、負けても熱くならずに冷静にトレードできる人に向いているのです。

FXをはじめるための必要書類と口座開設の流れ

最後に、FXをはじめるための必要書類と口座開設の流れを解説しておきます。

必要書類と口座開設の流れはFX社によって細部は異なるものの、大きな違いはないため、ぜひ参考にしてください。

必要書類

必要書類は以下の2点です。

  • 本人確認書類
  • マイナンバー確認書類

本人確認書類は運転免許証やパスポート、保険証などの身分を確認できる書類です。

マイナンバー確認書類は「マイナンバーカード(個人番号カード)」や「マイナンバー通知カード」になります。

口座開設の流れ

口座開設の流れはインターネットの場合ですと以下のとおりです。

  1. 口座開設フォームに必要事項を入力
  2. 必要書類の提出
  3. 口座開設完了
  4. 証拠金の入金

口座開設までの日数は各社によって異なり、早い会社であれば最短当日に開設可能です。

証拠金を入金すればすぐに取引開始できる会社がほとんどですので、早ければ口座開設したその日に取引ができます。

まとめ

FXは日本語で「外国為替証拠金取引」と言い、2国間の為替レートの差を利用して利益を上げる投資方法です。

取引方法はとてもシンプルで「通貨ペアの選択→取引数量の決定→売りか買いを選ぶ」とたったの3ステップで完了します。

そんなFXは次のような人に向いています。

  • 少ない資金で効率良く投資がしたい
  • 手軽に為替投資がしたい
  • 機械的に淡々とトレードできる

「FXは勝てない」なんて噂もありますが、金融先物取引業協会が発表した「FX実態調査」によると年間で利益を出している人の割合は60.3%と非常に高いです。

そうしたことから、きちんと勝てる行動をとればそれに見合った結果がついてきます。

そのためには次の7つのルールを守ることが大事です。

  • レバレッジを掛けすぎない
  • ナンピンをしない
  • 取引ルールを守る
  • 損切りラインを設定する
  • 無理にトレードしようとしない
  • 自分に合ったトレードをする
  • チャート分析の勉強をする

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