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フィボナッチエクスパンションの引き方と使い方【利確基準を明確化】

フィボナッチエクスパンションは相場がどこまで拡大するかを予想するための指標です。

この記事では、そんなフィボナッチエクスパンションの引き方と使い方を解説。

お読み頂ければ、フィボナッチエクスパンションの使用法をマスターでき、利益確定に迷わなくなります。

今日でフィボナッチエクスパンションをトレードに導入できるようになりましょう!

目次

フィボナッチエクスパンションの引き方と使い方

それでは、さっそくフィボナッチエクスパンションの引き方と使い方をお伝えしていきます。

まず、フィボナッチエクスパンションは利益確定に使うための指標であるため、使用するときはポジションを持っているという状態が前提条件です。

そのため、ポジションを保有している前提で解説いしてきます。

買いのケース

買いのケースでは「起点の安値→反発点の高値→終点の安値」というように3点に引きます。

ラインを引いたあとの使い方は次の数値を目安に利益確定をします。

  • 61.8%
  • 100%
  • 161.8%
  • 256.8%

どの数値で利益確定をするかはその人次第ですが、数値が高くなるほど相場反転の可能性が高くなると覚えておきましょう。

単純に61.8%より、100%や161.8のほうが距離も遠くてレートが到達しにくいということです。

ちなみに、先のチャートでは61.8%でそれまでの上昇がストップしてレンジ相場になっています。

売りのケース

売りのケースでは「起点の高値→反発点の安値→終点の高値」というように3点に引きます。

ここからの流れは買いのケースと同じです。

61.8%・100%・161.8%・256.8%のいずれかの数値を目安に利益確定を行います。

フィボナッチエクスパンションが機能するのはこんな相場!

フィボナッチエクスパンションはどんな相場でも使用できるわけではありません。

機能しやすい相場とそうでない相場があります。

よって、使用するときは次のようなフィボナッチエクスパンションが機能しやすい相場に限定しておきたいです。

  • 高値と安値がはっきりした相場
  • きれいなトレンド相場

高値と安値がはっきりした相場

フィボナッチエクスパンションは、次のような高値と安値がはっきりした相場で使用したいです。

フィボナッチエクスパンションの使用には高値と安値を使い、起点・反発点・終点の3点を結ぶ必要があるからです。

高値と安値がはっきりしない相場ではどこに起点・反発点・終点を結んでいいかわかりません。

仮に結べたとしても他のトレーダーとは違う結果になってしまう恐れがあり、フィボナッチエクスパンションが機能しない恐れがあります。

フィボナッチエクスパンションのようなインジケーターが機能するのは、大勢の人が同じものを見て同じ行動をするからです。

よって、フィボナッチエクスパンションで結ぶ起点・反発点・終点も他のトレーダーと同じポイントにしないといけないのです。

このため、フィボナッチエクスパンションを使用するときは高値と安値がはっきりとした相場を選ぶようにしましょう。

きれいなトレンド相場

フィボナッチエクスパンションは次のような、きれいなトレンド相場で使用する必要があります。

そもそもとして、フィボナッチエクスパンションは「押し目」「戻り」が入ったあと、相場どこまで拡大するかを予想するためのインジケーターです。

「押し目」は上昇トレンド中の一時的な下落であり、「戻り」は下降トレンド中の一時的な上昇のことを意味します。

よって、トレンド相場で使用するのが最適なのです。

また、トレンド相場の場合、方向性がはっきりとしておりレートがトレンド方向に進みやすく、なおかつ勢いもあります。
そのため、フィボナッチエクスパンションを使って利益を伸ばしやすいのもメリットです。

フィボナッチエクスパンションをもっと上手く使うコツはこの3つ!

ここでは、フィボナッチエクスパンションさらに活かすため、もっと上手く使うためのコツを紹介しています。

そのコツとは次の3つです。

  • 利益確定を分割注文で行う
  • 他のテクニカル分析と組み合わせる
  • 応用して逆張りに使う

利益確定を分割注文で行う

利益確定を分割注文で行うことで、残ったポジションによって利益を伸ばすことができます。

一度ですべてのポジションを決済してしまった場合、相場がさらに進むと利益を取り逃すことがあります。

例えば、61.8%で利益確定したのに最終的に161.8%まで進んだというようなケース。

このとき、3万通貨で取引していたとすれば、61.8%の時点で全決済しているためポジションがゼロです。

それに対して分割注文の場合だと、61.8%で1万通貨を利益確定、残りの2万通貨はそのまま引き続き利益を伸ばして161.8%で利益確定というようなことができるのです。

このように、分割注文を使ったほうが大きく利益を取れることもあると覚えておきましょう。

他のテクニカル分析と組み合わせる

フィボナッチエクスパンションと他のテクニカル分析と組み合わせることで、利益確定ポイントの制度を高めることができます。

フィボナッチエクスパンション単体だけでもいいのですが、そこに根拠として加わるものがあればもっと信頼性が高くなります。

例えば、サポートラインレジスタンスライン

サポートラインとレジスタンスラインとは
  • サポートライン:下値支持線であり、レートの下降を抑える役割がある
  • レジスタンスライン:上値抵抗線であり、レートの上昇を抑える役割がある

サポートラインやレジスタンスラインとフィボナッチエクスパンションが重なるポイントがあったとしたら、それは利益確定ポイントとしてかなり有効です。

その他、RSIストキャスティクスのようなオシレーター系が「買われすぎ」・「売られすぎ」のサインを出しているときに、フィボナッチエクスパンションでもサインが出たら信頼性がアップします。

オシレーター系の「買われすぎ」と「売られすぎ」は相場の過熱感を表し、レートの勢いが失速してそれまでとは逆の動きをする予兆だからです。

このように、他のテクニカル分析と組み合わせることでフィボナッチエクスパンションの信頼度を高めることが可能です。

応用して逆張りに使う

フィボナッチエクスパンションは応用すれば「逆張り」にも使えます。

逆張りとは

逆張りとは、相場の流れに逆らって仕掛けること。 おもにトレンド転換を狙った手法です。

フィボナッチエクスパンションの61.8%や100%などの利益確定ポイントは、そこでレートが止まって流れが変わる可能性があるため、利益確定の目安にされるわけです。

ならば利益確定ポイントは逆張りポイントにもなり得るのです。

例えば、下降トレンド中に「売り」で入り、161.8%で利益確定の「買い」をしたとします。

そのまま続いて新規の「買い」注文を入れるというような戦略がとれます。

このように、フィボナッチエクスパンションの「利益確定ポイント=逆張りポイント」だと覚えておきましょう。

まとめ

フィボナッチエクスパンションは次のように引きます。

  • 買いのケース:起点の安値→反発点の高値→終点の安値
  • 売りのケース:起点の高値→反発点の安値→終点の高値

使い方は次の数値を目安に利益確定ポイントとします。

  • 61.8%
  • 100%
  • 161.8%
  • 256.8%

数値が高くなるほど利益確定まで遠くなり、利益を取り損ねる可能性が上がるため気をつけておきましょう。

そんなフィボナッチエクスパンションが機能する相場は次の2つです。

  • 高値と安値がはっきりした相場
  • きれいなトレンド相場

フィボナッチエクスパンションはもともと優秀なツールですが、以下の3つのポイントを抑えておけばさらに有効に使えるため覚えておいてください。

  • 利益確定を分割注文で行う
  • 他のテクニカル分析と組み合わせる
  • 応用して逆張りに使う

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