「ストキャスティクスのおすすめパラメーターを教えて欲しい!」
インジゲーターは自由にパラメーターを設定できるため、上記のように最適な数値を誰しもが求めるものです。
そこでこの記事では、ストキャスティクスのおすすめパラメーターを紹介します。
1分程度ですぐにおすすめパラメーターが分かりますので、ぜひお読みください。
また、パラメーター変更によってどのような変化があるのかもチャート画像付きで解説しています。
目次
ストキャスティクスのおすすめパラメーター
ストキャスティクスのおすすめパラメーターは以下のとおりです。
通常のストキャスティクスの場合
%K=5・9・14
%D=3
スローストキャスティクスの場合
%K=5・9・14
%D=3
%SD=3
通常のストキャスティクスは、%Kが「5・9・14」のいずれか、%Dは「3」になります。
スローストキャスティクスであれば、%Kが「5・9・14」のいずれか、%Dと%SDは「3」です。
なぜこの数値がおすすめなのかと言いますと、多くの人が使用しているからです。
インジゲーターが機能するのは多くの人がそれを目安にトレードするからになります。
大勢の人が同じものを見て同じポイントで売買するため、インジゲーターのサインが機能するのです。
よって、ストキャスティクスのパラメーターも多くの人が使用しているものを選ぶ必要があります。
FX初心者はストキャスティクスのパラメーターにこだわり過ぎない
FX初心者は、ストキャスティクスのパラメーターにこだわり過ぎないようにしてなくてはいけません。
ストキャスティクスのパラメーターに完全な最適解はありませんので、パラメーターにこだわり過ぎると底なし沼にはまってしまいます。
パラメーターに執着するよりもストキャスティクスを何度も実践で使い、レートに対してどのような動きをするのかを分析したほうがずっと有意義です。
パラメーターにこだわるなら計算式も理解しておく!
中級者以上の人であれば、ストキャスティクスのパラメーターにこだわるのもありです。
ただし、パラメーターにこだわるなら計算式も理解しておきましょう。
計算式を理解しておかないとストキャスティクスがチャートに対して何を示すものなのかを完全に把握できず、パラメーターを変更する意味を理解できないからです。
次章で通常のストキャスティクスとスローストキャスティクスに分けて、計算式を解説していますのでご確認ください。
通常のストキャスティクスの場合
通常のストキャスティクスの計算式は以下のとおりです。
%K=(終値-安値n) / (高値n日-安値n)×100
%D= mの%Kの単純移動平均
n=5・9・14
m=3
%Kは指定期間の値動きから直近の終値が下から何%の高さかを表したものです。
上記のようにパラメーターが5であれば、ロウソク足5本分の中で直近の終値が最も低い価格からどの位置にあるかを表しています。
%Dは%Kを指定期間で移動平均化したものです。
上記のように%Dのパラメーターが3であるなら、直近3本のロウソク足の%Kを移動平均化したのが%Dです。
スローストキャスティクスの場合
スローストキャスティクスの計算式は以下のとおりになります。
%K=(終値-安値n) / (高値n日-安値n)×100
%D= mの%Kの単純移動平均
%SD=%DのY間平均
n=5・9・14
m=3
スローストキャスティクスの場合、通常のストキャスティスの%Kと%Dに加えて、%SDが追加されています。
%SDは%Dを指定期間で平均化したものです。
良く使用される数値は3であるため、%Dを3で平均化したものとなります。
【画像付き】ストキャスティクスのパラメーター変化による結果
この章では、ストキャスティクスのパラメーター変化による結果を画像付きで解説しています。
今回はスローストキャスティクスを私用し、変更前のパラメターを%K「14」・%D「3」・%SD「3」として比較していきます。
%Kを変化させたケース
以下のチャートでは%Kを14から5に変更しています。
パラメーター変更前が上段で変更後を下段です。
少し分かりづらいかと思いますが、青線の%Kが良く見ると変更前よりも変更後のほうが過敏に反応しており、山や谷が多いのが分かります。
また、変更前と比較して変更後のほうが僅かではありますがエントリーサインが早まっている箇所があります。
このため、変更後のほうが早くエントリーしやすいです。
とはいえ、そこまで大きな差はありません。
%Dを変化させたケース
以下のチャートでは%Dを3から10にしてみました。
パラメーター変更前が上段で変更後を下段となります。
変更前に比べて変更後は赤線の%Dの動きが明らかに緩やかになっています。
反応率は下がりますがダマシの回避という意味では有効なのではないでしょうか。
とはいえ、今回のケースではエントリーチャンスを逃してしまっている箇所もあります。
%SDを変化させたケース
次のチャートでは%SDを3から9に変化させてみました。
パラメーター変更前が上段で変更後を下段です。
青線の%Kと赤線の%Dともに動きが大分緩やかになりました。
このため、ダマシの回比率は上がりそうです。
ただし、その分だけエントリーチャンスを逃したり、エントリーが遅れたりといったデメリットもあるので一長一短になります。
パラメーター変更結果の総括
ストキャスティクスのパラメーターを変更によって以下のようなことが分かりました。
- パラメーターを小さくする:%Kの動きが敏感になる
- パラメーターを大きくする:%Kの動きが緩やかになる
- パラメーターを小さくする:%Dの動きが敏感になる
- パラメーターを大きくする:%Dの動きが緩やかになる
パラメーターを小さくする:%Kと%Dの動きが敏感になる
パラメーターを大きくする:%Kと%Dの動きが緩やかになる
ストキャスティクスのパラメーターを変更すると上記のような結果となるため、その点を踏まえて変更していくのがおすすめです。
例えば、ダマシが多いと感じるのであれば、パラメーターを小さくして反応率を下げる、逆に反応率が低いと感じるなら、パラメーターを大きくして反応を上げるというようにします。
まとめ
ストキャスティクスに限らずインジゲーターのパラメーターは、大勢の人が使うものを使用するのが望ましいです。
そして、ストキャスティクスで良く使用されるパラメーターは以下になります。
%K=5・9・14
%D=3
%K=5・9・14
%D=3
%SD=3
このため、ストキャスティクスのパラメーターに迷ったら、上記を使用してみましょう。
パラメーターで悩みすぎると底なし沼にはまってしまうため、あまり深く考えすぎないようにしてください。
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