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FXチャートパターンの種類【初心者が覚えるべき鉄板9パターン】

FXのテクニカル分析で重要なのがチャートパターンです。

しかし、チャートパターンには無数の種類があり、初心者だと「どれを覚えればいいのか分からない・・・」と迷ってしまう人も多いようです。

そこでこの記事では、初心者が覚えるべきチャートパターンを紹介。

本当に重要な9パターンに絞っているため、どうぞ参考にしてください。

目次

FXチャートパターン:天井打ちを表すサイン

天井打ちを表すチャートパターンとして代表的なものは次の3つです。

  • ヘッドアンドショルダー
  • ダブルトップ
  • スパイクトップ(スパイクハイ)

ヘッドアンドショルダー

ヘッドアンドショルダーは、三つの高値(山)によって構成された反転チャートパターンです。

別名「三尊天井」とも呼ばれます。

三つの高値は中央が一番高く、左右の高値は中央よりも低く、2つとも同じくらいの高さになっているのが特徴です。

売シグナルはネックラインを抜けたときです。

ヘッドアンドショルダーの形が完成しても、ネックラインを抜けないと売シグナルではないため気を付けましょう。

ダブルトップ

ダブルトップは、2つの高値(山)がM字になる反転チャートパターンです。

2つの高値はだいだいおなじ高さになります。

レートがネックラインを抜けるとダブルトップの完成となり、売シグナルです。

ダブルトップが完成しても、レートがネックラインを抜けていないと売シグナルではないため注意です。

なお、ダブルトップの発展形に「トリプルトップ」があります。

単純に高値がひとつ増えただけですが、ダブルトップよりもトリプルトップのほうが強力なチャートパターンだとされています。

スパイクトップ(スパイクハイ)

スパイクトップ(スパイクハイ)は、高値圏でロウソク足に「長い上ヒゲ」が出現する反転チャートパターンです。

長い上ヒゲが出現したときは、強い売り圧力があったことを意味します。よって、高値圏でスパイクトップが出現したとすれば、反転の兆しになる可能性があるのです。

FXチャートパターン:底打ちを表すサイン

底打ちを表すチャートパターンはおもに次の3つです。

  • ヘッドアンドショルダーボトム
  • ダブルボトム
  • スパイクボトム(スパイクロー)

ヘッドアンドショルダーボトム

ヘッドアンドショルダーボトムは、三つの安値(谷)から構成される反転チャートパターンです。

「逆三尊」とも呼ばれます。

三つの谷は真ん中の安値が一番低くなっており、左右は真ん中より高く2つの安値は同じくらいの高さであるのが特徴です。

ヘッドアンドショルダーボトムが完全に完成するのは、レートがネックラインを超えたときです。

三つの安値が形作られても、レートがネックラインを超えていないと売シグナルではありません。

ダブルボトム

ダブルボトムは、2つの安値(谷)がほぼ同じ位置になる反転チャートパターンです。

売シグナルとなるのはレートがネックラインを超えたときです。

ダブルボトムの形になっても、レートがネックラインを超えていないと売りシグナルでないため気を付けましょう。

また、ダブルボトムの発展形に「トリプルボトム」があります。

トリプルボトムはダブルボトムの安値がひとつ増えたパターンです。こちらのほうがダブルボトムよりも強力で信頼性が高いと言われています。

スパイクボトム(スパイクロー)

スパイクボトム(スパイクロー)は、底値圏でロウソク足が「長い下ヒゲ」を付ける反転チャートパターンです。

長い下ヒゲは強い買いが入ったことを意味します。よって、底値圏でスパイクボトムが出現すると反転の兆しになることがあるのです。

FXチャートパターン:トレンド継続を示すサイン

トレンド相場では、トレンド継続を示すサインとして次のようなチャートパターンもあります。

  • V字
  • フラッグ
  • ペナント

V字

V字はチャートが「V」の字を書くパターンです。

いわゆる「押し目買い」「戻り売り」のパターンになります。

押し目買いと戻り売りとは、トレンド相場の一時的な調整(逆行)からの反転を狙った手法です。

押し目買いであれば下落してきてから再度上昇していく瞬間を狙います。その動きはVの字の形になるため「V字」と呼ばれるのです。

フラッグ

フラッグはトレンド相場の最中に旗のような形になるチャートパターンです。

上昇トレンドであれば、右上がりの小さなレンジ相場となります。下降トレンドなら、右下がりの小さなレンジ相場となります。

フラッグはレンジ相場であるため、そこから抜けるといわゆる「ブレイクアウト」が発生するのです。
そのため、相場が大きく動きやすくトレンドが継続しやすいという理由があります。

ペナント

ペナントはペナントの形をしたチャートパターンであり、「三角保ち合い」とも呼ばれます。

トレンド中にレンジとなり、その値幅が段々と狭まっていくのが特徴です。

上昇ペナントなら安値を切り上げるように段々と値幅が狭くなっていき、最後は上方に抜けます。

下降ペナントなら高値を切り下げるように、段々と値幅が狭くなっていき最後は下方向に抜けます。

ペナントは値段が収縮してエネルギーを貯めた状態であるため、レンジから抜けるとレートの動きが一気に加速することが多いです。
そのため、素早いエントリーが求められます。

チャートパターンを採用するメリット

チャートパターンを採用することで次の3つのメリットが得られます。

  • 初心者にも分かりやすく使いやすい
  • エントリーと決済がしやすくなる
  • 大勢が意識しているため機能しやすい

初心者にも分かりやすく使いやすい

チャートパターンは初心者にも分かりやすく使いやすいです。

なにせパターンを暗記すれば良いだけであるため、覚えればすぐにでも実践で使用できます。

最初は図で見たような綺麗なパターンがあまり見つからないかもしれません。しかし、それでOKです。無理に探す必要はありません。

初心者の頃はぱっと見て分かる、分かりやすいところだけでトレードしていくほうがおすすめです。

エントリーと決済がしやすくなる

チャートパターンを採用すれば、エントリーと決済がしやすくなります。

  • V字になりそうならエントリーする
  • ヘッドアンドショルダーが出たら決済する
  • フラッグをトレンド方向とは逆に抜けたら損切りする

上記のように基準を決めておきやすくなるため、エントリーと決済の基準が明確となりトレード中に迷う必要が無くなります。

大勢が意識しているため機能しやすい

チャートパターンは大勢が意識しているため機能しやすいです。

FXのテクニカル分析が機能するのは大勢の投資家がそれを意識して、同じ行動をとるからという背景があります。

チャートパターンが機能する理由も同じです。

チャートパターンとして代表的なものを覚えておけば、それは多くの人が注目しており、機能もする可能性が高いです。
トレードに採用すれば、有利に働くのは間違いありません。

チャートパターンを採用するデメリット

チャートパターンを採用するデメリットは当然あります。

それは必ずしも機能するとは限らず、いわるゆ「ダマシ」があることです。

ダマシとは、チャートパターンの場合であれば、上昇サインが出たのに相場は下落してしまうというようなケースになります。

このため、チャートパターンを過信しすぎてはいけません。

ダマシがあるものと思って損切りをきちんとするなど、負けることも前提にトレードするのも重要です。

また、ダマシ対策としてインジケーターと組み合わせてトレードするのもおすすめです。

まとめ

FX初心者が覚えるべきチャートパターンは次の9個です。

使用する相場チャートパターン
天井圏ヘッドアンドショルダー
ダブルトップ
スパイクトップ(スパイクハイ)
底値圏ヘッドアンドショルダーボトム
ダブルボトム
スパイクボトム(スパイクロー)
トレンド相場V字
フラッグ
ペナント

まずは上記9個を覚えておけば大丈夫です。初心者の内はこの9個だけでも十分トレードできます。

一度に沢山覚えようとすると覚えらませんし、使いこなせなくなる恐れがあるため、まずは今回紹介した9個を徹底的にマスターしてください。

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