「FXチャートの時間足の見方が分からない」
「どの時間足を選べば良いの?」
「短い時間足と長い時間足の違いは?」
この記事は、上記のようなFXの時間足について知りたい人のために執筆しています。
お読み頂ければFXの時間足について理解でき、何分足でトレードすべきか分るためぜひ参考にしてください。
目次
FXチャートの時間足とは?見方と種類について
FXチャートの時間足とは、指定期間内の値動きを一個の棒やグラフなどで表したものです。
日本のFX会社では「ロウソク足」という棒状のグラフが通常使用されます。
- 始値:開始価格
- 高値:指定期間内で最も高かった価格
- 安値:指定期間内で最も低かった価格
- 終値:指定期間の終了価格
時間足には多数の種類があります。おもなものは以下のとおりです。
- 1分足
- 5分足
- 15分足
- 30分足
- 1時間足
- 4時間足
- 日足
- 週足
- 月足
FXチャートの時間足はどれを使用すべき?
どの時間足が最適はトレードスタイルごとによって違います。そこでトレードスタイルごとに解説していきます。
スキャルピング
スキャルピングとは数秒~数分で行う超短期トレードです。
スキャルピングの場合、1分足や5分足が使用されます。最も使用されるのは1分でしょうか。
数秒~数分で決済していくため、選ばれる時間足も1分足と短いものが必然好まれるようです。
デイトレード
デイトレードは通常数時間~1日で取引を終えるトレードスタイルです。
デイトレードの場合、以下の時間足がよく使用されます。
- 5分足
- 15分足
- 30分足
- 1時間足
どの時間足を使用するかは、トレード手法やその人の好みなどによって大きく変わってきます。
今回紹介したトレードスタイルの中では、デイトレードが時間足の選択肢が一番多いです。
スイングトレード
スイングトレードは数日~数週間に渡ってポジション保有するトレードスタイルです。
スイングトレードの場合、4時間と日足がよく使用されます。最も使用されるのは日足ではないでしょうか。
スイングトレードでは数日~数週間渡ってポジション保有するため、4時間や日足といった大きな目の時間足が採用されるのです。
短い時間足のメリット
短い時間足には次のメリットがあります。
- 短時間で利益を上げられる
- 為替変動リスクに巻き込まれにくい
- トレードチャンスが多い
短時間で利益を上げられる
短い時間足は短時間で利益を上げやすいです。
例えば、1時間足であれば足が確定するまでに1時間かかります。それに対して1分であれば、1分で足が完成するため最短1分で稼ぐこと可能です。
FXではレバレッジを掛けて口座資金以上のトレードができるため、数秒から数分であっても資金量によっては数万円を稼ぐこともできます。
為替変動リスクに巻き込まれにくい
短い時間足は為替変動リスクに巻き込まれにくいのもメリットです。
短い時間足でトレードする場合、スキャルピングやデイトレードであるため、ポジションを「オーバーナイト(日を跨いで保有すること)」しません。
ポジションをオーバーナイトするとチャートを見ていないとき、為替変動リスクに巻き込まれる恐れがあります。
例えば、寝ているときに外国で要人発言があったり、テロが起こったりして相場が大きく動くことがあるのです。
その結果、ポジションが大きく逆行して損失がでることがあります。
しかし、短い時間足でトレードするのであればその心配は不要です。
トレードチャンスが多い
短い時間足はトレードチャンスが多いです。
単純に時間足が完成するまでが早いからです。
日足であれば24時間待たねばならず、1日1回しかチャンスがありません。それに対して、1分足であれば1分で足が完成するため1日に何度もチャンスが訪れます。
その分だけFXの経験を詰めるのもメリットです。
短い時間足のデメリット
短い時間足のデメリットは次のとおりです。
- トレードの難易度が高い
- ダマシの頻度が上がる
- 利益が少ない
トレードの難易度が高い
短い時間足はトレードの難易度が高いです。
時間足を短くするほど難易度は上がる傾向にあります。
理由は以下の2つです。
- 判断力や分析力のスピードを求められる
- 集中力を求められる
短い時間足ほど足が完成するまでの時間が短くなるため、判断力や分析力のスピードを求められます。
少しタイミングが遅れるとエントリーチャンスを逃してしまうことも多いです。
そのため、集中力も必要です。
チャンスを逃さないためにじっとチャートの前に張り付く、「待ち」の時間も求められます。
ダマシの頻度が上がる
短い時間足はダマシの頻度が上がります。
ダマシとはチャートでサインが出たのに相場がそのとおりに動かないことです。
短い時間足では大きな時間足と比べてノイズのような動きが多数あるため、ダマシが多く発生しやすいのです。
ダマシは回避できないため、ダマシになったと思ったらすぐに損切りをしましょう。
利益が少ない
短い時間足のトレードは利益が少ないです。
1回のトレードで得られる利益は「pips(FXの取引単位)」にすると少額です。多くても20pips程度でしょうか。
そのため、大きな利益を狙っていこうと思ったら必然的にレバレッジを上げる必要があります。
ただし、レバレッジを上げると負けたときの損失額も増えるため注意してください。
長い時間足のメリット
長い時間足のメリットは次の3つです。
- 利益が大きい
- チャートにノイズが少ない
- ゆったりとトレードできる
利益が大きい
長い時間足は1回のトレードで得られる利益が大きいです。
日足のような大きな時間足の動きを狙ってことになるため、1回のトレードで数百pipsを得られることも珍しくありません。
そのため、レバレッジを上げなくても大きく稼ぐことができます。
チャートにノイズが少ない
長い時間足はチャートにノイズが少ないのもメリットです。
長い時間足は短い時間足に比べて綺麗に動くことが多く、ダマシも少なめ。インジケーターのサインの信憑性も高いです。
チャート分析に不慣れなFX初心者は長い時間足で慣れるのもおすすめです。
ゆったりとトレードできる
長い時間足はゆったりとトレードが可能です。
例えば、日足であれば1日1回チャートをチェックするだけでOK。4時間足でも4時間に1回だけで済みます。
そのため、短い時間足のトレードのようにスピードを求められずに判断や分析に余裕を持ったトレードが可能です。
チャートの前に張り付く必要もないのもメリットです。
長い時間足のデメリット
長い時間足のデメリットは次の2つです。
- 損失が大きい
- トレードチャンスが少ない
損失が大きい
長い時間足は損失が大きくなりがちです。
短い時間足のトレードよりも損失幅を大きくとる必要があるため、pipsの損失が大きくなります。
このため、レバレッジを掛けすぎると損失額が大きくなるため注意してください。
トレードチャンスが少ない
長い時間足はトレードチャンスが少ないです。
時間足が形成されるまでに時間がかかるためです。
例えば、日足なら1本形成されるまでに24時間かかります。
しかし、時間足が形成されたからといってトレードチャンスになるわけでありません。そこからトレード条件が整うまで待たなくてはいけないのです。
よって、「3カ月くらい待ったけど1回もチャンスが無かった」という状況も普通にあり得ます。
マルチタイムフレーム分析についても知っておこう!
時間足について知るなら、「マルチタイムフレーム分析」も覚えておきましょう。
マルチタイムフレーム分析とは複数の時間足を分析する手法です。
やり方は、長い時間足から短い時間足を確認していきます。
例えば、日足→1時間足→5分足と分析するという感じです。
長い時間足は短い時間足をまとめたものです。短い時間足は長い時間足を細かくしたものなのになります。
よって、マルチタイム分析することによって、相場の大きな流れを把握しながら細かな流れまで確認できます。
FXの相場は長い時間足のほうに進みやすいため、それを把握してトレードするのとそうでないのとでは雲泥の差です。できる限り、大きな流れの方向に沿ってトレードするのがおすすめです。
まとめ
FXチャートの時間足は一定期間の値動きをまとめた指標です。
どの時間足が最適かは、トレードスタイルによって違うため確認しておいてください。
トレードスタイル | 最適な時間足 |
---|---|
スキャルピング | 1分足・5分足 |
デイトレード | 5分足・15分足・30分足・1時間足 |
スイングトレード | 4時間足・日足 |
短い時間足と長い時間足には、それぞれメリットとデメリットがあるため確認しておきましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
短い時間足 | 短時間で利益を上げられる 為替変動リスクに巻き込まれにくい トレードチャンスが多い | トレードの難易度が高い ダマシの頻度が上がる 利益が少ない |
長い時間足 | 利益が大きい チャートにノイズが少ない ゆったりとトレードできる | 損失が大きい トレードチャンスが少ない |
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