この記事は、FXのレバレッジ10倍でのトレードについて解説しています。
FXをレバレッジ10倍でのトレードした場合の損益やリスク、ロスカットを学べますので、「レバレッジ10倍のトレードに興味かある」という人におすすめです。
10分くらいでサクッと学べる内容ですのでぜひ参考にしてください。
目次
FXをレバレッジ10倍でトレードするには
まずは、FXをレバレッジ10倍でトレードする方法を知っておきましょう。
FXの場合、レバレッジは以下の計算式で決まりますので取引数量でコントロールします。
レバレッジ=現在の為替レート×取引数量÷証拠金
仮に現在の為替レートが100円であり証拠金が100万円であれば、取引量が10万通貨であればレバレッジ10倍なります。
100×100,000÷1,000,000=10
為替レートは上記と同条件で証拠金を変更したパターンも以下に記載しておきますので、参考にしてください。
口座資金 | 取引数量 |
---|---|
10万円 | 1万通貨 |
30万円 | 3万通貨 |
50万円 | 5万通貨 |
実際に計算するときは手動でやるよりも、FX会社のツールなどを使うほうが楽でおすすめです。
「実効レバレッジ 計算」とインターネットで検索すればすぐ見つかりますので、それらを使用してみましょう。
レバレッジ10倍で取引した場合の利益と損失
「レバレッジ10倍で取引するとどのくらいの利益と損失があるのか?」という部分は多くの人が気になるかと思います。
この章では、口座資金と値幅ごとの利益と損失をシミュレーションしていますので参考にしてみてください。
なお、シミュレーションに使用する通貨はドル円でレートは110円としています。
口座資金10万円のケース
値幅 | 利益 | 損失 |
---|---|---|
10pips | 1,000円 | -1,000円 |
50pips | 5,000円 | -5,000円 |
100pips | 10,000円 | -10,000円 |
口座資金30万円のケース
値幅 | 利益 | 損失 |
---|---|---|
10pips | 3,000円 | -3,000円 |
50pips | 15,000円 | -15,000円 |
100pips | 30,000円 | -30,000円 |
口座資金50万円のケース
値幅 | 利益 | 損失 |
---|---|---|
10pips | 5,000円 | -5,000円 |
50pips | 25,000円 | -25,000円 |
100pips | 50,000円 | -50,000円 |
口座資金100万円のケース
値幅 | 利益 | 損失 |
---|---|---|
10pips | 10,000円 | -10,000円 |
50pips | 50,000円 | -50,000円 |
100pips | 100,000円 | -100,000円 |
損失は口座資金の5%以内に抑えたほうが良い
FXにおいて損失は口座資金の5%以内に抑えたほうが良いと言われています。
口座資金の5%を超える損失を出すと回収するのが難しくなるからです。
特にトレード回数の多くなる「デイトレード」や「スキャルピング」は、負ける度に口座資金の5%を超える損失を出すと高確率で勝てません。
このため、レバレッジ10倍で取引する先のシミュレーション結果のケースですと、以下の損失額に収まるようにトレードしたいです。
口座資金 | 損失額 |
---|---|
30万円 | 15,000円 |
50万円 | 25,000円 |
100万円 | 50,000円 |
【レバレッジ10倍のリスク】どのくらいで強制ロスカットになる?
ここからは、レバレッジ10倍だとどのくらいで「強制ロスカット」になるかを解説します。
強制ロスカットとは、保有しているすべてのポジションを強制的に決済する仕組みです。
FX会社は顧客の資産を守るため、その会社が定める基準にレートが達したら強制ロスカットを発動するようにしているのです。
例えば、ロスカット基準が証拠金維持率の100%未満なら、証拠金維持率が100%未満になった瞬間、保有しているすべてのポジションが決済されます。
以下に、レバレッジ10倍だとどのくらいで強制ロスカットになるかをシミュレーションしておきましたので参考にしてください。
ドル円を100円で買い・ロスカット基準が100%未満の場合
口座資金 | ロスカットレート | ロスカット後の口座資金 |
---|---|---|
30万円 | 94.7円 | 141,000円 |
50万円 | 94.7円 | 235,000円 |
100万円 | 94.7円 | 470,000円 |
ドル円を100円で売り・ロスカット基準が100%未満の場合
口座資金 | ロスカットレート | ロスカット後の口座資金 |
---|---|---|
30万円 | 105.3円 | 141,000円 |
50万円 | 105.3円 | 235,000円 |
100万円 | 105.3円 | 470,000円 |
ロスカットレートは口座資金が変っても同じ
先のシミュレーションをご覧のとおり、ロスカットレートは口座資金が変っても同じです。
これは同じレバレッジ10倍で取引しているからになります。
ただし、口座資金が変ると同じレバレッジ10倍でも損失額は変化しますので、強制ロスカット後の口座資金は違うので気をつけましょう。
最大レバレッジが25倍から10倍になる!?それはいつから?
2017年9月に「国内のFX会社の最大レバッジを25倍から10倍にすると金融庁が検討」というニュースが流れました。
ただし、2022年1月になった現在でもレバレッジが規制されて10倍になる気配はありません。
おそらくですが様々な方面から反発を受け、金融庁が方針転換したと思われます。
最大レバレッジを10倍に規制してしまうとFX業界が縮小してしまい、税収が減るなどの問題もあるようです。
そのため、しばらくは最大レバレッジ25倍のままになる可能性が高いです。
まとめ
FXを10倍のレバレッジでトレードすると、どの程度の損益やリスクがあるのかを理解してもらえたのではないでしょうか。
レバレッジは大きな武器ですが掛けすぎると損失が拡大します。
損失は口座資金の5%以内になるようにし、計画的なトレードをするようにしてください。
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