「FX初心者でトレンドラインに興味を持った。手法を学びたい!」
この記事では上記のような、トレンドラインの手法を知りたい初心者の人に向けて書きました。
トレンドラインの手法を画像付きで分かりやすく解説していますので、初心者の人でも簡単にトレンドラインでのトレード方法が理解できます。
エントリー前の注意点やラインの正しい引き方も解説していますので、この記事で学んだ手法を実際のトレードにすぐ活かすことができます。
目次
FXトレンドラインの手法はラインでの反発が基本
トレンドラインの手法はラインでの反発が基本となります。
トレンドライン付近には沢山のトレーダーの注文が入っていることが多いため、レートがライン付近に来ると反発する傾向があるからです。
それでは買いのケースと売りのケースに分けて解説していますので、確認していきましょう。
買いのケース
買いのケースでは以下のようにエントリーします。
レートが一旦下降してきて、トレンドラインまで来たときがエントリーチャンスです。
売りのケース
売りのケースでは次のようにエントリーします。
レートが一旦上昇してきて、トレンドラインまで来たときがエントリーチャンスです。
【危険】トレンドラインのタッチで即エントリーすると負ける!?
トレンドラインの反発でトレードする際は、ラインのタッチで即エントリーするのは止めておきましょう。
ラインのタッチで即エントリーすると騙しに合う可能性があるため、以下の2つの反応を待ってエントリーするのがおすすめです。
- チャートを確認する
- インジゲーターを確認する
詳しくは次章でお伝えしています。
チャートを確認する
レートがトレンドラインまで来たら、チャートを確認して以下のような反応が出るまでエントリーを待ちましょう。
- それまでの流れと逆の足が出現する(下降なら陽線・上昇なら陰線)
- 反転チャートパターンが出現数(ダブルトップやダブルボトムなど)
以下のチャートではレートがトレンドラインまで下降して来た後、陽線が出現しています。
上記のようにチャートで反発の兆しが確認できてからエントリーするのです。
インジゲーターを確認する
レートがトレンドラインまで来たら、インジゲーターの反応を確認するのもおすすめです。 例えば、以下のチャートではトレンドラインだけでなく、移動平均線でもエントリーサインが出現しています。
レートがトレンドラインと移動平均線が重なるポイントまで戻ってきた後、陽線が出現して反発の兆しが確認できます。
このようにインジゲーターでも反発の兆しが確認できたら、エントリーするようにするのです。
トレンドラインのブレイクは騙しが多いのでおすすめしない
トレンドラインの手法には「ラインブレイク」という手法もあります。
ラインブレイクとは言葉のとおり、レートがトレンドラインをブレイクしたらエントリーする手法です。
トレンドラインがブレイクされたらトレンド転換したと判断して、それまでの流れと逆の注文を出すのです。
しかし、トレンドラインのブレイクは騙しが多いので初心者にはおすすめできません。
トレンドは継続するものです。
トレンドラインをブレイクされた程度では終了せずに、以下のように再度トレンドが継続するケースが多々あります。
このため、トレンドラインのブレイクでエントリーするのはあまりおすすめでないのです。
エントリーするならダウ理論が崩れてから
どうしてもトレンドラインのブレイクを手法として取り入れたいなら、「ダウ理論」が崩れてからという条件を守るようにしましょう。
ダウ理論とは、19世紀後半の投資家である「チャールズ・ダウ」が考えた理論です。
ダウ理論では以下の状態になるとトレンドが終了したと判断します。
- 上昇トレンド:現在の高値が直近安値を超えられない
- 下降トレンド:現在の安値が直近高値を超えられない
例えば、上昇トレンドであれば以下のとおりです。
上記のように直近安値超えに失敗したら、上昇トレンド終了と判断します。
下降トレンドの場合は上昇時とは逆となります。
トレンドラインの正しい引きかたもマスターしよう
ここまでの解説でトレンドラインの手法は十分理解してもらえたかと思います。
しかし、トレンドラインを正しくと引けてないと手法だけ学んでも勝てません。
そこでこの章ではトレンドラインを正しく引くために大事なことを解説します。
- ラインが引けるタイミングを知る
- ヒゲの先端に引く
- ブレイクされたら引き直す
- 正確性にこだわり過ぎない
- 無理やりラインを引かない
詳しくは次章でお伝えしていますので確認しておき、正しいトレンドラインが引けるようになってください。
ラインが引けるタイミングを知る
トレンドラインには引けるタイミングとそうでないタイミングがあります。
引けるタイミングは以下だと知っておきましょう。
- 上昇トレンド:直近の安値を切り上げた後、直近の高値を更新する
- 下降トレンド:直近の高値を切り下げた後、直近の安値を更新する
上記以外で引いたトレンドラインは意味のないラインですので、引ける条件を必ず守ってください。
ヒゲの先端に引く
トレンドラインはヒゲの先端に引くようにしてください。
ヒゲとはロウソク足の実体でない部分です。
ヒゲに引く理由は海外のトレーダーは、ラインチャートやバーチャートなどを使用している人も多いからになります。
ラインチャートやバーチャートには実体やヒゲという概念がないため、トレンドラインを引く際は自然とロウソク足で言うヒゲの先端部分になります。
トレンドラインのようなテクニカルツールは、多くの人と同じものを使うということが基本です。
テクニカルツールが機能するのは大勢の人がそれを目安にトレードし、テクニカルツールのサイン等に沢山の注文が入るからです。
よって、レートに何らかの反応が起きやすくなるのです。
このため、トレンドラインを引く際はヒゲの先端に引くのがおすすめなのです。
ブレイクされたら引き直す
トレンドラインがブレイクされたらラインを引き直すようにしましょう。
先にお伝えしたように、トレンドラインがブレイクされてもダウ理論が崩れない限りは、トレンドが継続していると判断します。
しかし、トレンドラインをブレイクされたということは、そのラインは機能していないということになります。
このため、トレンドラインを修正して再びエントリーチャンスを待つ必要があるのです。
正確性にこだわり過ぎない
トレンドラインの正確性にこだわり過ぎないことも重要です。
ぴったりと引けるトレンドラインはあまりないからです。
このため、ヒゲの先端の部分から少し間が空くことや重なっているなど、少々ズレていても問題ありません。
無理やりラインを引かない
無理やりラインを引かないようにしましょう。
先にお伝えしたようにトレンドラインを引くには条件があります。
また、その名のとおりトレンド中に引くラインですのでレンジ相場で引いても意味がありません。
引けそうにないときは無理に引こうとせず、引ける状態になるまで待つか、他の通貨ペアを確認してみてください。
まとめ
FXトレンドラインの手法はラインでの反発が基本となります。
上昇トレンド中ならレートがトレンドラインまで下降してきてからエントリー、下降トレンド中ならレートがトレンドラインまで上昇してきてからエントリーとなるのです。
初心者の人はこの手法を基本にトレードしてみましょう。
なお、トレンドラインのタッチですぐエントリーすると騙しに合うことが多いです。
よって、「チャートを確認する」・「インジゲーターを確認する」という行動を挟んでから、エントリーするのがおすすめです。
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