FXの移動平均線の期間【おすすめやよく使われる設定を紹介！】

「FXの移動平均線の期間設定でおすすめなのは？」

移動平均線の期間は自由に設定できるため、上記のように迷ってしまう人も多いです。

一度気になると「本当にこの設定値で勝てるのだろうか？」不安になり、トレードにも悪影響を与えます。

そこでこの記事では、移動平均線のおすすめ設定やよく使われる設定を紹介します。

FXの移動平均線の期間設定でおすすめは？

移動平均線の期間設定は、基本「20」または「21」がおすすめです。

「20」または「21」が最もよく使用される設定値だからです。

移動平均線のようなインジケーターが機能するのは、大勢の人が同じものを見て同じ行動をするからになります。

よって、設定値は大勢が採用するものを選ぶ必要があるのです。

「20」または「21」は多くのチャートソフトでデフォルト採用されているものであり、大勢のトレーダーが使用しています。

そのため、基本は「20」または「21」を選択するのがおすすめです。

短期・中期・長期でよく使われる組み合わせ

移動平均線は1本ではなく2～3本と複数で使用する人も多いです。

その場合は以下のような組み合わせがよく使用されます。

移動平均線の期間	使用される設定値
短期	5・10
中期	20・21
長期	75・100・200

時間足ごとによく使われる設定

日足以上の時間足では次の設定がよく使用されます。

時間足	使用される設定値
日足	5日・10日・20日・21日・25日・50日・75日・100日・200日
週足	13週・26週・52週
月足	12ヶ月・24ヶ月・60ヶ月

スキャルピングでよく使われる設定

スキャルピングでは以下の設定値が使用されることが多いです。

短期：5
中期：8
長期：13

スキャルピングは数秒～数分で決済をする超短期トレードです。

使用する時間足は1分足や5分足などの短いものであり、価格に対する反応スピードが求められます。

よって、「5・8・13」という短い設定値が使用されることが多いのです。

設定値を短くすることによって価格に対する反応を鋭くし、移動平均線の動きをスキャルピングのスピードに合わせるのが狙いです。

グランビルの法則は200が使用される

グランビルの法則を使用するときは200の設定値が使用されることが多いです。

グランビルの法則とは、米国のアナリストである「ジョセフ・E・グランビル氏」が提唱した移動平均線の法則です。

移動平均線には以下のように買い4通り、売り4通り、合計8通りの売買ポイントがあるとされています。

このグランビルの法則を使うときは200の設定値を使用する人が多いのです。

FXの移動平均線はSMAとEMAの2種類がある

移動平均線には「SMA」と「EMA」の2種類があると覚えておきましょう。

SMAは「単純移動平均線」で通常の移動平均線です。一定期間の終値を平均して表示させたものとなります。シンプルで癖はありませんが急激な値動きに対処がしにくいです。

EMAは「指数移動平均線」で直近の価格を優先する移動平均線です。直近の価格を優先するため、SMAよりも感度が高く、相場に対しての反応が早いのが特徴です。その分、ダマシは多くなります。

SMAとEMAはどっちが良いのか？

SMAとEMAはどっちが良いかですがこれに関しては何とも言えません。

正直、どちらを使ってもそこまで差はないと感じます。個人的な好みではないでしょうか。

ただし、世界的にはEMAが主流なようです。
また、スキャルピングやデイトレードのようなスピードが求められるトレードをするなら、価格への反応を重視してEMAを採用したほうがいいかもしれません。

FXの移動平均線は長期→中期→短期と確認していく！

移動平均線を複数使用しているときは、「長期→中期→短期」と確認していきましょう。

まずは一番設定期間の長い移動平均線から確認して、その次に長いものを確認し、最後に一番設定期間の短いものを確認するのです。

最初に短期の移動平均線を分析してしまうと相場全体の流れが把握できません。

そうでなく、まずは長期の移動平均線で相場全体の流れを分析し、中期や短期で細かい分析をしてエントリーポイントを探っていくのです。

そのようにしたほうがずっと効率的ですし、分析ミスも減らすことができます。

【結論】FXの移動平均線の設定で最強なのはどれか？

結論から言えば、最強の設定というのはありません。

移動平均線の設定に正解はなく見つけるのは困難です。

ただし、基本的には先にお伝えしたように「20」または「21」でOKです。その他にもいくつか設定値を紹介しましたがそちらを採用しても構いません。

大事なのは設定値よりも移動平均線が価格に対してどう反応するかを把握するかや、実践でどう使用すべきかを覚えることです。

はっきり言って設定値に悩むのは時間の無駄です。どんなに悩んだところで最適な設定値など見つからず答えなど出ません。

設定値に悩むよりも、何度も実践で使用して使いこなせるようになるために時間を費やすほうがずっとおすすめです。