FXをする上で最も大切だとされているのが「損切のタイミング」です。
特に日本人は海外の投資家に比べると「損切のタイミングが下手だ」と言われています。
逆に利確(利益確定)のタイミングに関しては上手いとされているので、今回は損切のタイミングについて詳しく紹介していきます。
目次
損切のタイミングは相場の流れや資金力によって変動するのが基本

FXで損切をするタイミングについて調べていると「20pipsや25pipsで損切をする」というように損切の値を決めてから取引するようにアドバイスしているケースが多いです。
これは、損切が出来ない人に向けてのアドバイスとなっていて、そもそも損切が出来ない人の思考としては「待っていれば相場が回復するかもしれない」と思い続けてしまうことにあります。
そのため損切をするタイミングを逃してしまい、徐々にマイナスが膨れ上がることでロスカットに至るというのが、FX初心者が陥りやすいミスとなります。
この状況を回避するために、「何が何でも定めた数値までマイナスになってしまった場合は損切をする」と固く心に誓うのが損切のポイントです。
上級者になると、経験値から20pipsどころか5pips下がっただけで損切をするという人もいます。
もちろん、損切が早いためにマイナスが小さく済むというだけでは後々の利益を逃してしまうこともありますので、その辺りの判断をするのが経験値となります。
ここで損切をするタイミングについていくつかまとめておきましょう。
- 初心者の場合は、予め「損切ライン」を定めておく
- 取引に慣れてくれば、相場の動きを見ながら損切ラインを変動させる
- 勝率を維持したままマイナスを減らせるように損切ラインを見極める
これらの要素を頭に入れておけば、少しずつでも相場の動きについて理解できるようになりますので、慣れていない間は常に頭で考え続けるということが大切です。
損切のタイミングはサポートラインとレジスタンスラインの外側を意識しよう

FXの初心者でも出来る損切のタイミングについて紹介します。
それは「サポートラインとレジスタンスラインの外側を意識する」ということです。
サポートラインというのは、相場の「底」を表していて、上下している相場を短期的に分析した際の底値のことを指しています。
次にレジスタンスラインというのは、相場の「天井」を表していて、相場がそれ以上上昇しないと仮定したラインのことを指します。

この2つを意識することによって損切のタイミングを掴めるようになるでしょう。
なぜサポートラインとレジスタンスラインが基準となるのか?
損切をするタイミングとしてサポートラインとレジスタンスラインが用いられる理由としては色々とありますが、最も大きな理由は「相場の転換期となることが多いため」です。
例えばレジスタンスラインというのは、短期的な相場の底値を示すラインとなりますが、
レジスタンスラインを割って相場が下落する場合は大きく下がることが多く、
逆にレジスタンスラインを底値として反発することも多いです。
このように、レジスタンスラインやサポートラインというのは、そのラインまで相場が同じ方向へ移動することが多く、
そのラインが転換期となるために損切をするタイミングとしては「サポートラインやレジスタンスラインの少し外側」が基準となります。
サポートラインとレジスタンスラインを基準にして損切する際の注意点
初心者にとって、サポートラインやレジスタンスラインを損切のタイミングとするのは悪いことではないのですが、頭を使わずに「レジスタンスラインを割ったから損切しよう」というように考えていると利益を取り逃すこともあります。
FXでは経済指標や各国の金融情報が発表されるタイミングなどで大きく相場を変動させることがあります。
このようなタイミングでは相場の揺れ幅が大きくなる傾向にあるため、一時的にサポートラインやレジスタンスラインを振り切ったとしても、すぐにサポートラインとレジスタンスラインの範囲内に収まることも多いです。
そのため、このような情報が公開されるタイミングでは損切をすることでマイナスになってしまうこともあるので注意しなければいけません。
ただし、これらの情報が公開されるタイミングではわずか数分で数百pipsほど変動してしまうということもあるので、FXに慣れていない間はこのタイミングでのポジションを保有しないという選択も大切です。
まとめ
FXで稼ぐためには、損切のタイミングを熟知することが最も大切だとされています。
損切をする際にはスパッと判断することが重要で、いつまでもポジションを持ち続けていることほど危険なことはありません。
損切をしなければならない状況というのは、簡単に言えば自分の判断が間違っていたと認識できるタイミングでもあります。
このような場合は、早く気持ちを切り替えて次の取引に臨むことがFXで利益を高めるコツとなっています。
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