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FXレバレッジ1倍と外貨預金を徹底比較【初心者が始めるならどっち?】

「FXのレバレッジ1倍と外貨預金ならどっちが良いの?」

「2つの取引方法の違いが分からない」

「投資初心者に向いているのはどちらか?」

この記事は、FXレバレッジ1倍と外貨預金について悩んでいる人のために書いています。

当記事をお読みいただければ、FXレバレッジ1倍と外貨預金の違いが分かり、どちらを選ぶべきなのかまで判断可能です。

目次

FXレバレッジ1倍と外貨預金の利益は基本おなじ

はじめに、FXレバレッジ1倍と外貨預金の利益は基本おなじと覚えておきましょう。
FXをレバレッジ1倍で行うことは例えば、30万円の資金なら30万円で投資をするということです。

そのため、投資金額は外貨預金と変わらずに利益に関しても差が出ません。

ただし、FXと外貨預金で取引システムに違う部分があります。その点は次章で解説していきます。

FXレバレッジ1倍と外貨預金を比較!2つの違いはこの5つ

FXレバレッジ1倍と外貨預金を比較すると以下のとおりです。

FXレバレッジ1倍外貨預金
売買の方向買い・売り買いのみ
利子あり(スワップポイントとして毎日確定)あり(原則、満期時)
手数料なしあり
満期なしあり
信託保全ありなし

そして、FXレバレッジ1倍と外貨預金の違いは次の6つです。

  • 売買の方向
  • 利子
  • 手数料
  • 満期
  • 信託保全

売買の方向

FXでは買いと売りの両方が可能です。そのため、円安相場だけでなく円高相場であっても利益が出せます。

それに対して、外貨預金では買いしかできません。

利子

FXの利子は「スワップポイント」として基本毎日受け取れます。

スワップポイントとは、2国間の金利差による利益です。

金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買うと、その金利差によって利益が発生するのです。(逆の場合は損失になるので注意しましょう)

スワップポイントはFX会社や通貨ペア、時期によって異なり、GMOクリック証券の「FXネオ」の2022年10月19日~10月21日の米ドル/円だと次のとおりでした。(取引単位は1万通貨)

日付スワップポイント
2022年10月19日411円
2022年10月20日138円
2022年10月21日137円

外貨預金でも利子は受け取れます。ただし、外貨預金の利子は満期時にまとめてという形です。

ちなみ外貨預金の金利は銀行によって異なり、米ドルの金利だと次のようになっています。

銀行名金利
ソニー銀行年0.900%
三井住友銀行 年0.010%
みずほ銀行年0.010%

手数料

FXの手数料は基本的に無料です。売買手数料や口座維持手数料といったものは、ほとんどのFX会社が無料としています。

それに対して外貨預金は

  • 両替手数料(円→外貨・外貨→円)
  • 預入手数料
  • 引出手数料

といった手数料が発生します。

例えば、三菱UFJ銀行だと以下の両替手数料がかかります。

通貨名インターネット(片道)店頭(片道)
米ドル25銭1円
ユーロ25銭1円50銭
英ボンド50銭4円
オーストラリアドル50銭2円
ニュージーランドドル50銭2円
スイスフラン25銭90銭

満期

FXには満期がなく、保有ポジションは口座資金が不足しない限りずっと保有できます。
それに対して外貨預金は契約時に満期が決められ、満期が来ると強制的に契約が終了して円に戻されます。

ここで問題になるのが契約時よりも円高になっていたときです。

例えば、米ドルを外貨預金して契約時は1ドル=140円だったとします。それが満期時に1ドル=100円になっていた場合、40円分の為替差損が出てしまうのです。

FXであれば満期がないため相場が回復するまで待つこともできますが、外貨預金では相場が回復するまでに満期を迎えてしまうこともあります。

信託保全

信託保全の有無にも違いがあります。

大抵のFX会社であれば信託保全があります。顧客の資産は信託銀行など他所に預けられているため、万が一FX会社が倒産しても預けた資産は全額戻ってきます。

一方、外貨預金では信託保全はありません。

そのため、もし預け先が倒産したら資産を取り戻すのは難しいです。

FXレバレッジ1倍と外貨預金は投資初心者にどっちがおすすめ?

投資初心者が取り組むならFXのほうがおすすめです。

FXのほうが外貨預金よりも自由度が高いですし、次のようなメリットがあるため取引しやすいです。

  • 「売り」からも入れるため円高でも稼げる
  • スワップポイントを毎日得られるため外貨預金よりも高金利
  • 余計な手数料がかからない
  • 満期を気にしないで良い
  • 信託保全があるので安心して取引できる

また、FXはいつでもレバレッジを上げることが可能です。

将来的にレバレッジを上げて取引していきたいと思ったときに、その瞬間からレバレッジを変更できます。

レバレッジを上げればその分だけ利益も増えるため、チャンスの場面では適度なレバレッジで利益率を上昇させるのもおすすめです。

FXレバレッジ1倍で運用するときはこの2つ注意しておこう!

FXレバレッジ1倍の取引では次の2つに注意してください。

  • マイナススワップ
  • 資金効率が良くなく大きな利益はでない

マイナススワップ

マイナススワップには要注意です。

マイナススワップとは、損失になるスワップポイントです。

例えば、日本円のような金利の低い通貨を買って、南アフリカランドのような高金利通貨を売ると金利差によってマイナススワップが発生します。

FXレバレッジ1倍の取引の場合、長期投資になるかと思います。

マイナススワップは、1日1日は小さいですがそれでも積み重なるとかなりの額になり、利益を多く減らしてしまうのです。

よって、取引前にFX会社のスワップカレンダーで、取引予定の通貨ペアにマイナススワップが発生しないか確認をしておきましょう。

資金効率が良くなく大きな利益はでない

FXレバレッジ1倍の取引は資金効率が良くなく大きな利益は期待できません。

口座資金そのままの金額で取引するからです。

レバレッジを掛けずに取引するため資金の増減は僅かであり、大きく稼ぎたい人には不向きです。

リスクを抑えながら年利数%の利益を狙うというような手法になります。もし、大きく稼ぐ場合は大量の資金が必要です。

まとめ

FXレバレッジ1倍と外貨預金の違いをまとめると以下のとおりです。

FXレバレッジ1倍外貨預金
売買の方向買い・売り買いのみ
利子あり(スワップポイントとして毎日確定)あり(原則、満期時)
手数料なしあり
満期なしあり
信託保全ありなし

初心者にはFXレバレッジ1倍をおすすめします。FXのほうがメリットが多く、取引がしやすいです。

なお、FXレバレッジ1倍の運用時には次の2点に気を付けてください。

  • マイナススワップ
  • 資金効率が良くなく大きな利益はでない

FXレバレッジ1倍は「低リスクで堅実に稼ぎたい!」という人に向いた手法であるため、そうしたニーズがある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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